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OKI/米国スタンデックスにリードスイッチ事業を譲渡

SCM・製造拠点 2023.06.17

OKI、米スタンデックスにリードスイッチ事業を譲渡

~「安定して収益確保のできる会社」を目指し選択と集中を加速~

 

 OKIは、Standex International Corporation(社長:デイヴィッド・ダンバー、本社:米国ニューハンプシャー州、以下 スタンデックス社)グループに、OKIグループのリードスイッチ(注)事業会社「株式会社沖センサデバイス(社長:牛田祐生、本社:山梨県甲府市、以下 OKIセンサデバイス)」の全株式を譲渡する株式譲渡契約を、本日締結しました。2017年3月31日までの事業譲渡完了を予定しています。

 OKIのリードスイッチ事業は、交換機用として1964年から生産を開始しました。1996年には独立したリードスイッチ事業会社としてOKIセンサデバイスを設立し、世界の自動車や家電市場向けに高い技術開発力と独自の生産技術力を活かした高付加価値商品を開発し外販強化を進め、世界シェアTOPのリードスイッチ専門メーカーとして市場の高い信頼を獲得してきました。OKIは成長戦略の一環として、今後の注力領域に対してリソースの強化を図るため、事業ポートフォリオについて見直しを行っていました。

 スタンデックス社は、ニューヨーク証券取引所に上場し米国を拠点として多様な製品を製造 するメーカーです。特にリードスイッチを組み込んだセンサー・ソリューションを強みとしています。OKIセンサデバイスの高い技術力と、スタンデックスグループがもつグローバル拠点と  高付加価値エンジニアリング能力を組み合わせることで、リードスイッチ・ベースのセンサー・ソリューションを提供するトップクラスのグローバル・メーカーが誕生します。このたびOKIは、スタンデックスグループのリードスイッチ事業の将来性と技術力を高く評価し、現従業員の雇用確保と既存納入先への供給の確実な継続とさらなる高度化が実現できると判断し、今回の事業 譲渡合意にいたりました。

 OKIは「安定して収益確保のできる会社」を目指した事業の集中と選択を進めており、今後はIoT市場をはじめとした成長市場向けの新技術開発と事業強化に注力していきます。

 ※本件については、関係当局の許認可等が得られることを前提としています。

【OKIセンサデバイス概要】

 会社名:株式会社沖センサデバイス

 社長:牛田 祐生

 所在地:山梨県甲府市

 従業員数:100名(2016年8月現在)

 設立:1996年10月1日

 資本金:2億円(沖電気工業株式会社100%出資)

 売上高:68億円(2016年3月期)

 事業内容:リードスイッチ製品およびその応用商品の開発、製造販売

 URL http://www.osdc.co.jp/jp/index.shtml

【スタンデックス社概要】

 会社名:Standex International Corporation

 社長:デイヴィッド・ダンバー

 所在地:米国ニューハンプシャー州

 従業員数:5,300名(2016年6月現在)

 設立:1955年1月11日

 資本金:370百万USドル

 売上高:751百万USドル(2016年6月期)

 事業内容:多業種向けの製品メーカー。主な製品/サービスには、業務用調理器具、表面処理サービス、金属精密加工サービス、電子部品(リードスイッチ、リードリレー、レベルセンサー、近接スイッチ、磁石部品、トランスフォーマー)、油圧シリンダなど。

 URL http://www.standex.com/

【用語解説】

 注:リードスイッチ

  磁性材料を加工した一対のリード片を不活性ガスとともにガラス管内に封入したもの。外部磁界によりリード片にN極、S極が誘起され、この誘起された磁気の吸引力により動作しリードが接触することで通電し、磁界が取り除かれるとリードの弾性により復旧して絶縁する。

 ※沖電気工業株式会社は、通称をOKIとします。

 ※ 本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。

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