三菱重工業/舶用ディーゼルエンジン事業に関する吸収分割契約を締結 SCM・製造拠点 2023.06.17 舶用ディーゼルエンジン事業に関する吸収分割契約締結について 三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)、三菱重工の完全子会社である三菱重工舶用機械エンジン株式会社(以下、MHI-MME) 、および神戸発動機株式会社(以下、神発)は、舶用ディーゼルエンジン事業の事業統合にむけて基本合意書ならびに覚書を締結し協議を進めて参りましたが、本日、効力発生日を4月1日(予定)として、MHI-MMEの舶用ディーゼルエンジン事業を神発が承継する吸収分割契約を両社間にて締結致しました。 1.本吸収分割の目的 両社は以前からライセンサー/ライセンシーの関係として、事業面で相互補完を行いつつ企業価値の向上に努めて参りましたが、これをさらに発展させ、ライセンサー事業(開発・設計・サービス)とライセンシー事業(製造・販売・サービス)を垂直統合することにより、バリューチェーンの上流から下流まで一貫した業務プロセスを持つエンジン専業メーカーとして機動的かつ柔軟な事業運営体制を構築し、事業環境の変化に柔軟に対応しながら、収益力および競争力の向上をはかることがUEエンジン事業の持続的成長発展に不可欠であるという共通認識のもと今般の吸収分割契約締結に至りました。 神発は、三菱重工からの、従来と変わらぬ開発から生産に至るまでの徹底した技術支援を受けつつ、MHI-MMEのライセンサーとしての高付加価値ビジネスモデルと、神発の低コストものづくりビジネスモデル、双方の強みを生かす具体的な統合事業計画を策定して参ります。また、お客様からのご愛顧を礎に、UEライセンシー各社とも一層強固な協業関係を築き、新生神発としての一体感を醸成しつつ、新しい付加価値の創出に力を注ぎ、世界に伍する「日の丸舶用ディーゼルエンジン」の伸長発展を目指して参ります。三菱重工およびMHI-MMEは、神発と緊密に連携しながら、神発の舶用ディーゼルエンジン事業展開を支援して参ります。 2.本吸収分割の要旨 (1)効力発生日 2017年4月1日(予定) (2)本吸収分割の方式 神発を吸収分割承継会社とし、MHI-MMEを吸収分割会社とする吸収分割 3.本吸収分割の当事会社の概要 (2016年3月31日現在) 吸収分割承継会社 吸収分割会社 (1)名称 神戸発動機株式会社 三菱重工舶用機械エンジン株式会社 (2)所在地 兵庫県明石市二見町南二見1番地 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 (3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 清水 道生 取締役社長 相馬 和夫 (4)事業内容 ディーゼル機関(舶用主機関)の製造・修理・販売 舶用機械およびエンジンの開発・設計・販売・アフターサービス、およびライセンス業務 (5)資本金 2,215百万円 1,000百万円 (6)設立年月日 1920年(大正9年)6月10日 1977年(昭和52年)10月1日