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日本航空/国際線貨物は輸送実績は前年比増も収入は円高・清算方法の変更で前年比25%減に

決算短信 2023.06.17

平成29年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

          売上高      営業利益     経常利益     当期純利益

29年3月期第3四半期 975,488 △4.7  137,311 △19.2  136,067 △20.2  108,282 △24.6

28年3月期第3四半期 1,023,412 0.1  170,017 23.0   170,477 24.0   143,685 20.1

(注)包括利益 29年3月期第3四半期 149,163百万円 (10.6%) 28年3月期第3四半期 134,875百万円 (17.6%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年12月31日)(以下、「当第3四半期」)におけるわが 国経済は、景気に弱さがみられましたが、個人消費は総じてみれば底堅い動きとなりました。一方、海外景気につ いては、中国における景気の減速をはじめとしてアジア新興国や資源国等において弱さがみられました。当社の燃 料調達コスト、国際線旅客収入並びに国際線貨物収入に影響を与える原油価格については、前年と比較して低水準 で推移したものの、12月以降OPEC総会での原油減産合意などにより急上昇しました。一方、米ドルの為替レートに ついては、前年と比較して円高傾向で推移したものの、12月以降米国FOMCにて政策金利の誘導目標水準が引き上げ られたことから円安が進みました。当社はこのような経済状況のもと、平成28年2月18日に発表しました「JALグ ループ中期経営計画ローリングプラン2016」で掲げた目標を達成するべく、安全運航の堅持を基盤としたうえで、 JALフィロソフィと部門別採算制度によって採算意識を高め、経営の効率化を図り、お客さまに最高のサービスを 提供できるよう努めました。 以上の結果、当第3四半期における営業収益は9,754億円(前年同期比4.7%減少)、営業費用は8,381億円(前 年同期比1.8%減少)となり、営業利益は1,373億円(前年同期比19.2%減少)、経常利益は1,360億円(前年同期 比20.2%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,082億円(前年同期比24.6%減少)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりです。

<航空運送事業セグメント>

当第3四半期における航空運送事業セグメントの業績については、営業収益は8,772億円(前年同期比5.0%減 少)、営業利益は1,238億円(前年同期比20.4%減少)となりました。(営業収益及び営業利益はセグメント間連 結消去前数値です。) 詳細は次のとおりです。

(国際線)

(略)

国際線貨物においては、第2四半期期中からマーケット需要が回復に転じ、以降の旺盛な需要を着実に取り込む ことで収入の最大化に努め、当第3四半期の輸送実績については有償貨物トン・キロベースで前年同期比6.7%の 増加となりました。収入については燃油サーチャージ収入の減少、外貨建貨物収入の円高の影響による減少、およ び精算方法の変更に伴い国際貨物販売手数料を収入とネットすることによる減少等により、318億円(前年同期比 25.0%減少)になりました。

国際線郵便においては、第1四半期に堅調な個人通販の需要を取り込み、第2四半期以降は弱含みするも前年並 みの重量を確保しました。日本郵便株式会社と連携して提供する国際スピード郵便の保冷配送サービス「クール EMS」はマーケットでの定着や取扱郵便局拡大により、取扱量は昨年度から大幅に増加しました。以上の結果、当 第3四半期の輸送実績については郵便トン・キロベースで前年同期比3.6%の増加となりましたが、収入について は外貨建郵便収入の円高影響による減少も影響し前年同期比18.1%減少の65億円となりました。

(国内線)

(略)

国内線貨物においては、一部貨物の陸上輸送等への需要の転移や天候不良による生鮮貨物需要の減少等が影響 し、当第3四半期より回復の兆しを見せるも、輸送実績については有償貨物トン・キロベースで前年同期比2.5% の減少となり、収入についても前年同期比4.8%減少の171億円となりました。

(略)

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