新日鉄住金/大分製鐵所厚板工場火災に関する状況と取り組みを公表 SCM・製造拠点 2023.06.17 大分製鐵所厚板工場火災に関する状況と取り組みについて 本年1月5日に大分製鐵所厚板工場で発生した火災により、近隣住民の皆さま及び取引先の皆さまをはじめ、関係各位に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしておりますことにつきまして、改めて深くお詫び申し上げます。 1.現時点で把握している被災状況 1月6日の鎮火以降、被災状況の確認を進めてまいりましたが、厚板工場主電室内の設備(厚板工場の圧延ラインを制御する電気計装設備)の大半が損傷していることが現時点で判明しております。 2.対応体制について 社長を本部長とする危機管理本部を設置し、全社をあげて迅速な対応に努めております。 3.原因について 関係当局とも連携し、現在も調査を継続しております。 4.再発防止策について 類似設備を対象として全社的に緊急点検を実施しております。 また、今後の原因調査を踏まえ、必要な再発防止策を実施してまいります。 5.今後の対応について (1)厚板工場の操業再開見通しについて 火災発生後、厚板工場の全ライン(圧延ライン、精整ライン)の操業を停止いたしましたが、火災の影響がない精整ラインにつきましては、1月8日より操業を再開しております。 圧延ラインにつきましては、被災状況の詳細把握、操業再開に向けた資機材の調達や工事工期の短縮検討等に鋭意尽力しておりますが、現時点では操業再開に8カ月程度(9月操業再開)を要する見通しです。更なる期間短縮に向けて今後も継続して努力してまいります。 (2)厚板製品の供給について お客様への厚板製品の供給に関しましては、大分以外の当社製鉄所(鹿島、君津、名古屋)での代替生産を進めていることに加え、既に国内他社に対して応援協力を要請しております。 製品の供給面で最大限の取り組みを講じてまいりますが、今後の具体的な対応につきましては、引き続き、 お客様とご相談を進めてまいります。 なお、業績への影響につきましては、復旧工事の進捗等を踏まえつつ、今後、精査してまいります。 弊社と致しましては、今回の火災の原因究明、再発防止策の実施および復旧期間中のお客様への製品供給に引き続き全力を傾注して参りますので、何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 以上