富士通/設備保全管理システム「FUJITSU Enterprise Application PLANTIA」を販売開始 物流システム 2023.06.17 設備保全管理システム「FUJITSU Enterprise Application PLANTIA」を販売開始 お客様のデジタル化ニーズに合わせ、製造設備の安定稼働を支援 当社は、製造業向けに、2016年3月より富士通グループに加わった富士通エンジニアリングテクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:延下 哲朗)(注1)が開発した設備保全管理システム「FUJITSU Enterprise Application PLANTIA」(以下、PLANTIA)を1月11日より販売開始します。 「PLANTIA」は、工場の設備、ユーティリティなどあらゆる現場機器の保全業務を包括的に管理することができるソリューションであり、「機器台帳管理」「保全周期管理」「保全計画管理」「保全履歴管理」「修理案件管理」「在庫管理」「日常点検管理」の7つのサブシステムから構成され、現場のノウハウを最大限に活かしたアプリケーションにより、保全業務の遂行を強力にサポートします。また、お客様のグローバル展開に向け、日本語のほか、英語にも対応しています。 当社は、本システムの提供をとおして、お客様のデジタル化ニーズに合わせ、設備保全業務の効率化、ひいては、標準化を推進していきます。 背景 近年、多数のプラントや工場を持つ企業においては、生産設備の安定的な稼働は企業にとっての経営基盤といっても過言ではありません。こうした中で、生産設備における様々なトラブルを未然に防ぐ予防保全業務が重要視されています。しかし、これまでの保全業務は、属人的な知見や作業で、その情報の共有化やスキルの標準化が課題でした。また、コンプライアンスの観点から、法令を徹底して遵守できる生産設備、保全体制を構築していくことが急務となっています。 「PLANTIA」の特長 「PLANTIA」は、富士通エンジニアリングテクノロジーズが35年以上にわたって180社360サイトを超える導入・運用・サポート実績をもとに、保全現場の様々なニーズやノウハウを凝縮し開発したソフトウェアです。 本ソフトウェアと当社のシステムインテグレーションのノウハウを組み合わせ、即戦力となるシステムをお客様に提案していきます。 保全作業員の使い易さを重視したインターフェース設計 設備の稼働場所、機器の種類、詳細仕様などの設備情報を直観的に把握できる画面設計となっており、誰でも簡単に保全情報の登録や閲覧、検索を行うことができます。スマートデバイスへの対応などにより、保全現場でのデータ入力や閲覧といったユーザビリティを高めることで、より効率的な保全業務を支援します。(図1) 保全履歴情報を活用し、生産設備の計画的な保全をサポート データベースに蓄積された膨大な保全履歴情報を活用し、保全周期の見直しや業務改善に役立てることが可能です。過去の修理実績と保全周期に基づいた保全カレンダー(星取表)の作成や実施計画の立案、コスト管理も行うことができ、中長期にわたる保全業務をトータルにサポートします。 写真や図版などをデータベースに登録し、保全業務をビジュアル管理 現場写真や図面、仕様書などのドキュメント類を機器に紐付けてデータベースへ登録することができるほか、日々の点検データをグラフ表示することで、リアルタイムに状況を把握でき、To Do画面へ警告表示をして精密点検を促すといった仕組みも装備しています。(図2) また、EXCELを介して、過去の点検データや個人管理されていた点検データなどを一括登録できる機能を持ち、データ資産を有効に活用することができます。 図1.機器台帳管理の画面 拡大イメージ 図2.日常点検のグラフデータ画面 拡大イメージ 販売価格、および出荷時期 販売価格、および出荷時期 製品名 販売価格(税別) 出荷時期 FUJITSU Enterprise Application PLANTIA 250万円(5ライセンス)から 2017年1月11日 商標について 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。 以上 注釈 注1 富士通エンジニアリングテクノロジーズ株式会社: エンジニアリング大手の日揮株式会社を母体としたシステム&サービスインテグレーターで、2016年3月31日に当社が全株式を保有したことで、富士通グループ企業となりました。母体から受け継いだエンジニアリング力とプロジェクトマネジメント力を強みとし、富士通グループの中でも業界特化型のユニークな製品・ソリューションを展開していきます。 関連リンク 「PLANTIA」紹介サイト