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日立物流/未来志向の会社としての取り組みである『Rise-Up200プロジェクト(R200PJ)』の本格的な実行フェーズの年に(2017年 社長年頭の挨拶 (抜粋))

物流全般 2023.06.17

2017年 社長年頭の挨拶 (抜粋)

 明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、新たな気持ちで新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 
 2017年となり、本年度よりスタートした中期経営計画(Value Creation2018)の初年度最終四半期を迎えております。

 年初にあたり、当社グループを取り巻く環境について触れたいと思います。
 外部環境はますます混迷を深めており、特に昨年は、英国のEU離脱や米国大統領選挙の結果など、従来想像し得なかったこと「想定外・まさか」の連続でありました。

 現在の「グローバル化」「デジタル化」「ソーシャル化」という”3つの大変革のうねり”の中で、事業環境・競争環境の「変化」への対応を模索している業界・企業も多く存在します。
 ただし、「変化」は突発的に生じるのではなく、必ずその前に何らかの予兆があります。
 当社グループは、Project Managementの強化や、Smart Logisticsの具現化・実装加速などの取り組みを通じ、細部・顕在化にこだわり、そして現実を直視することによって、変化の予兆をとらえ、かつSpeedyに対応することで、将来に向けて持続的な成長を成し遂げていきたいと思っております。

 現在の当社グループは、『設立』『上場』『3PLの参入』『M&A戦略』に続く、『第五の創業期(協創期)』を迎えております。
 世の中の”大変革のうねり”は多様性の進行とも相まって一層高まっていますが、当社グループは、これに対してもプロアクティブに取り組んでいきます。
 これは、当社グループが、日立グループの”Social Innovation Business Partner”という立場で、ロジスティクスとデリバリーを融合したシームレスなサービスをサプライチェーンマネジメント全体に提供することにより、『物流企業』から『ソリューションプロバイダ』へと転換することを意味しております。
 そのためにも、スマートロジスティクスへの取り組み(未来志向のテクノロジー導入)や、SGホールディングス㈱を主体とするさまざまなパートナーとの協創・オープンイノベーションを加速し、新たな価値を創出するとともに、予測不能な未来においてでも、顧客・社会の課題に対し持続的に貢献し続け、自らも成長していく企業グループ足り得ることをめざします。

 また、本年度より当社グループは、未来志向の会社としての取り組みである『Rise-Up200プロジェクト(R200PJ)』を始動させており、2017年は本格的な実行フェーズへと移行します。
 R200PJの目的は、自らが変革し続けられる「人財」と「組織」を創造することであり、言い換えれば、ありとあらゆる「想定外・まさか」にも対応しうる体質を築くことでもあります。

 2K(経験と勘)・2K(気合と根性)のみに頼り、個々人の負荷・負担に委ねるような体質では変革はあり得ません。従来の延長線上の取り組みではなく、働き方や働く意識の変化を喚起し、働くことへのやりがいとともに、未来への手応えを感じることができるような「仕組み」「組織」そして「人財」を創造・創出することにより、当社グループ第五の創業期を実りある姿にしていきたいと思います。
 まだ中期経営計画の初年度ではありますが、実は、次の中期経営計画を見据え、更なる飛躍を期すための取り組みがR200PJであると言えるでしょう。

 以上が2017年初にあたって従業員の皆様にお伝えする「決意」そして「当社グループの方向性」であります。
 最後になりますが、本年の皆様のご健勝とご活躍を祈念し、年頭の挨拶とさせていただきます。

以上
代表執行役社長 中谷 康夫
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