日本海事協会/状態監視・自動診断システム「ClassNK CMAXS LC-A」に日立造船株式会社が参画 物流全般 2023.06.17 状態監視・自動診断システム「ClassNK CMAXS LC-A」に日立造船株式会社が参画~日立造船製MAN向け主機関の予防保全を支援~ 一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、日立造船株式会社と共同で船内機器の状態監視・自動診断システム「ClassNK CMAXS LC-A」を用いて、日立造船製MAN主機関の状態監視・自動診断に関する共同研究を実施し、その有効性を確認しました。 「ClassNK CMAXS LC-A」は、各機器に設置されたセンサから得られたデータの相互関係を高度な技術により解析し、機器の状態診断及び早期異常検知を自動的に実施するシステムです。 本共同研究は、日立造船製MAN主機関から得られるセンサデータと、機関室の各種機器より得られる大量のセンサデータを「ClassNK CMAXS LC-A」を用いて解析し、機器の故障の未然防止を図ると共に、実際の主機関の状態に基づいたメンテナンス間隔の最適化によるメンテナンスコストの低減を目指し、2015年10月より実施してまいりました。国内船社の協力のもと、2015年10月から2016年4月末までばら積み貨物船での実船実証を実施し、この度、日立造船製MAN主機関への有効性を確認しました。本研究結果により、今後、「ClassNK CMAXSLC-A」の日立造船製MAN主機関への普及が見込まれます。 ClassNKは子会社である株式会社ClassNKコンサルティングサービスと共に、本共同研究から得られた成果を利用して、機関室の様々な機器に対する、より高度で信頼性の高い状態診断サービスとして、機器の状態監視・自動診断システム「ClassNK CMAXS LC-A」を船舶に提供していきます。 以上