井本商運/499G/T 型船「ときわ」が進水 物流全般 2023.06.17 499G/T 型船「ときわ」進水 井本商運株式会社(本社:神戸市)は、11 月 3 日に 499G/T 一般貨物・コンテナ併用船「ときわ」 1450D/W、118TEU 積(船主:真宝海運有限会社)の進水式を広島県小池造船海運株式会社にて行い、 真宝海運の大山社長御令嬢の大山枝里子氏の支鋼切断により、力強く進水しました。 当社は、コスト削減を目指して 2004 年から 749G/T 型の建造を進め、2013 年以降は 2400G/T 型の 「さがみ」「さくら」、そして 2015 年には 7200G/T 型の「なとり」を建造するなど、大型化の道を歩ん で参りました。2007 年建造の「てんま」を最後に、499G/T 型船の建造からは遠ざかっておりましたが、 貨物や航路の特性を考慮した結果、これからも 499G/T 型船のニーズがあると判断し、この度 9 年振り の 499G/T 型船として「ときわ」の建造に至りました。 本船は、主機関駆動軸発電機の装備によって、同型の 499G/T 型と比べて約 3 割の電力供給力をアッ プすることで、最大 40 本の冷凍コンテナを輸送する能力を保有しています。また、防爆ファンや防火 構造隔壁等を装備し、艙内の危険物積載を可能にしました。 尚、本船は近海区域(非国際)を航行できる資格を有しており、日本中のあらゆる場所に貨物を輸送 することが出来るという特長を有しています。 本船は 2017 年 2 月末に引き渡しを受け、西日本航路に就航する予定です。当社は、国際フィーダー 貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指し、国際コンテ ナ戦略港湾及び我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していく所存であり、 この度の 499G/T 型船「ときわ」の建造は、その方向性を更に推し進めたものであります。 <会社概要> 資本金 :95 百万円 事業内容:内航海運業 設立 :1973 年(昭和 48 年) 本社 :神戸市 社長 :井本隆之 売上 :88 億円(2015 年度)