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UPS/最新鋭のボーイング747-8F型ジャンボ貨物機を14機購入

物流全般 2023.06.17

UPS、最新鋭のボーイング747-8F型ジャンボ貨物機を14機購入
航空輸送キャパシティとグローバルネットワークの柔軟性が向上

 国際総合物流のUPS(本社:米国ジョージア州アトランタ)は、航空輸送サービスの需要拡大に応えるため、最新鋭のボーイング747-8型貨物ジェット機を14機発注したと発表しました。UPSは長期戦略として、お客様のグローバル市場へのアクセス向上を推進しており、航空貨物は重要な成長機会となっています。今回の747-8型貨物機の導入により、一連の航空輸送路線を再編成し、特に多く利用されている路線の輸送能力の大幅な増強が可能になります。これにより、UPSのグローバル航空輸送ネットワーク能力は、新たな貨物ジェット機の導入による効果以上の最適化を図ることができます。

 UPSの最高経営責任者(CEO)であるデビッド・アブニーは次のように述べています。「UPSは、グローバル規模での業務能力の強化に向け、複数の戦略的設備投資を行っています。これらの投資は、お客様による新市場および既存市場での事業拡大の実現を支援するとともに、当社の利益成長と長期事業目標の達成を後押しするでしょう。」

 UPSジャパン代表取締役社長の梅野正人は、次のように述べています。「UPSでは常に、お客様に迅速で信頼性の高い国際輸送サービスを、より便利にご利用いただくための方法を模索しています。今回の貨物輸送機14機の購入は、そうした当社のコミットメントを示すものです。さらに強化された航空輸送能力と広範なネットワークにより、グローバル市場への事業拡大を目指す日本のお客様を、より強力にサポートできるようになります。」

 14機の航空機の引き渡しは2017年から2020年にかけて行われる予定です。契約には将来的に新たな14機を追加するオプションが含まれますが、この契約金額は公表されていません。今回の14機のジャンボ貨物機は、UPSが現在運航する500機超の航空機に加わることになります。

 また747-8型機の導入は、訓練効率と業務効率にも寄与します。747-8型機は当社が既に運用している747-400型機と共通の操縦資格を採用しているため、パイロットは両機種を操縦することが可能です。さらに747-8型機の運用により、当社のメンテナンスおよびグランドハンドリング業務におけるスケールメリットが拡大します。

 747-8型機は、メインデッキに34台、ロワーデッキに14台の輸送コンテナを搭載可能です。また最大貨物搭載量は30万7,600ポンド(13万9,525キログラム、およそ3万個の小口貨物に相当)で、最長航続距離は4,340海里(8,038キロメートル)です。最新鋭の747-8型機の確固たる安全性と信頼性は、航空業界での運用実績によって裏付けられています。

 UPSエアラインズ社長であるブレンダン・カナヴァンは次のように述べています。「当社はこの最新鋭の貨物航空機の恩恵を受けるでしょう。今回のような投資は、お客様の将来的な需要の拡大を支えると共に、燃料使用量と炭素排出量の低減を実現し、サステナビリティにおける業界のリーダーとしてのUPSエアラインズの地位を高めるものです。当社は今後も継続して業務の安全性と効率性向上への投資を行っていきます。」

■UPSについて
 UPSはロジスティクスのグローバルリーダーとして、小口貨物からフレートまでの輸送をはじめ、国際貿易の円滑化やビジネスをより効率的に進めるための先進テクノロジーなど、幅広いソリューションを世界220以上の国や地域で提供しています。本社所在地は米国アトランタです。UPSのウェブサイトはUPS.comでご覧いただけます。

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