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センコー/経常利益は前年比10・6%増(平成29年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成29年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

          売上高    営業利益    経常利益  当期純利益

29年3月期第2四半期 224,521 4.3  8,875 7.4   8,741 10.6  4,471 3.4

28年3月期第2四半期 215,232 17.1  8,266 53.7  7,906 54.1  4,324 40.9

(注)包括利益 29年3月期第2四半期 5,094百万円 (△0.6%) 28年3月期第2四半期 5,124百万円 (40.7%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年9月30日 以下「当第2四半 期」)における日本経済は、設備投資が底堅く推移するなど、踊り場局面から改善する動きが一 部に出ているものの、円高、海外経済の減速及び個人消費の低迷などにより、低調に推移いたし ました。 物流業界におきましても、輸出関連や消費関連の貨物などを中心に荷動きが停滞するなか、ド ライバーや作業員の不足など厳しい経営環境が続きました。 このような環境の中、当社グループは、「事業競争力の強化」、「事業領域の拡大」、「生産 体制の強化」などに取り組んでまいりました。 当第2四半期の主な取り組みは、以下のとおりであります。 国内では、4月に百貨店納品代行などのファッション物流事業を手掛ける「アクロストランス ポート株式会社」の全株式を取得し、当社グループに迎えました。ファッション物流事業を行う 当社グループ各社と連携を図り、配送の共同化や拠点・人材の相互活用などに取り組んでおりま す。 大型物流センターの稼働では、5月に「成田ファッションロジスティクスセンターⅡ」(千葉 県富里市)を開設し、成田地区でのインポート向け物流サービスを強化いたしました。また、8 月には「西関東LC(ロジスティクスセンター)」(神奈川県愛川町)を開設し、大手GMSの 西関東エリア店舗向けの物流業務を開始いたしました。さらに、今年1月から3月にかけて順次 開始した大手ドラッグストアの関西地区での物流センター業務も順調に拡大しております。 海外では、8月にケンタッキー物流センター(米国ケンタッキー州)で新たに冷凍倉庫を設け るなど規模と機能を拡大し、米国中東部での事業基盤を強化いたしました。10月には、ミャン マーに初進出し、3温度帯の物流センターを稼働させました。設備や配送車両には、日本流の冷 凍・冷蔵物流技術とノウハウを導入し、同国での事業拡大を図ります。また、平成29年10月 の稼働を目指して、国際ハブ港湾である韓国・釜山新港で2棟目となる物流センターの建設に着 手しております。 商事・貿易事業では、商事事業を行う当社グループ各社の取り扱い商品の物流内製化や、新商 品の開発、既存商品の販路拡大などを行いました。 一方、新たな事業分野への取り組みとしては、8月に子会社のセンコー・リアルエステート株 式会社を設立して不動産事業に進出し、10月には奈良県で介護事業を手掛ける「株式会社けい はんなヘルパーステーション」を当社グループに迎えて、介護事業に本格参入いたしました。 生産体制の強化といたしましては、自社車両勢力の増強を進めるとともに、飲料や住宅部材な どの長距離輸送をトラックから鉄道や船舶に切り替えるなど、環境負荷低減とドライバー不足に 対応したモーダルシフトを進めました。 財務の健全性を確保する取り組みといたしましては、9月にセンコー・アセットマネジメント 株式会社が運用する不動産投資法人(私募リート)に、保有する物流センター7物件を譲渡いた しました。調達した資金は、新たな物流センター建設に使用するなど、事業の拡大・成長に活用 いたします。 加えて、人材教育の内容をさらに高度化・専門化し、人材の戦略的な育成を図る目的で、10 月に社内大学「センコーユニバーシティ」を開学いたしました。また、女性の活躍促進の一環と して、社内起業支援制度などによる女性の感性を活かした事業創出や、女性管理職・マネージャ ーの登用を進めております。

当第2四半期の連結業績は、以下のとおりであります。

(略)

当社グループの連結営業収益は、積極的な拡販を行ったことや、アクロストランスポート株式 会社を連結子会社にしたことなどにより、2,245億21百万円と対前年同期比4.3%の増 収となりました。 利益面におきましては、既存顧客の物量減少による減益影響がありましたが、拡販による増益 効果や、料金改定、燃料価格低下の効果もあり、連結営業利益は88億75百万円と対前年同期 比7.4%の増益、連結経常利益は87億41百万円と対前年同期比10.6%の増益、親会社 株主に帰属する四半期純利益は44億71百万円と対前年同期比3.4%の増益となりました。 当第2四半期のセグメント別の事業収入は、以下のとおりであります。

(物流事業)

アクロストランスポート株式会社の連結子会社化による増収効果、大手ドラッグストアをはじ めとする拡販効果などがあり、事業収入は1,574億79百万円と対前年同期比5.0%の増 収となりました。

(商事・貿易事業)

燃料価格低下による石油販売事業の減収影響はありましたが、既存商品の販売量増加や新規拡 販効果などにより、事業収入は647億4百万円と対前年同期比2.3%の増収となりました。

(その他事業)

情報処理受託業や太陽光発電による売電事業が伸長したことにより、事業収入は23億37百 万円と対前年同期比14.5%の増収となりました。

(略)

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