双日グループ/ミャンマーにおける高度化成肥料の輸入販売事業に参入 SCM・製造拠点 2023.06.17 双日グループ、ミャンマーにおける高度化成肥料の輸入販売事業に参入 双日株式会社(以下、双日)のタイにおける子会社で高度化成肥料(*)の製造・販売事業を行うタイ・セントラル・ケミカル・パブリック・カンパニー(Thai Central Chemical Public Company Limited 本社:タイ・バンコク 以下、TCCC)は、このたび、ミャンマーに同社製品の輸入・販売を行う子会社として、TCCC ミャンマー社(TCCC Myanmar Limited 本社:ミャンマー・ヤンゴン 以下、TCCCM)を設立しました。 TCCC はタイで1973年に創業して以来、高品質な高度化成肥料の製造・販売を継続してきており、タイ農村部での肥料の利用技術に関する知識の普及活動を実施しながら、農作物生産と農家収入の拡大に貢献してきました。その結果、タイで高度化成肥料需要の約4割のトップシェアを誇る圧倒的なブランドを確立しております。また、同社製品をタイからミャンマー向けにも輸出することで、ミャンマー国内での高度化成肥料の普及にも努めてきました。 今般のTCCCMの設立に伴い、肥料の袋詰め設備と倉庫をヤンゴン近郊のティラワ経済特区内に建設し、2018年よりTCCCが製造した高度化成肥料の輸入・販売をミャンマーで開始します。同国の取引先や最終需要者のニーズに合わせて、現地の土壌や農作物に適した高度化成肥料のマーケティング・R&D活動を展開しつつ、販売活動を強化することで、更なる市場の開拓と販売増加を図る予定です。 ミャンマーは国土の約2割を農地が占め、人口の約7割が農業に従事する東南アジア有数の農業大国であり、外貨獲得も農産品の輸出に依存していますが、同国の農業は未だに発展途上であり、良質な肥料が十分に普及していない状況です。同国へTCCC製の高度化成肥料を提供していくことにより、農業の生産性の改善と作物品質の向上を後押しし、農家の収入増加等を通して農業の発展に寄与していくことを目指します。 双日はTCCCとTCCCMを通じて、ミャンマーの農業の高度化ならびに経済の発展に貢献してまいります。 以上 (*)高度化成肥料:作物の生育には主に窒素・リン酸・カリウムが必要となりますが、高度化成肥料はこれらのうち2つ以上の成分を30%以上含む化成肥料です。各粒に各々の成分が含まれているため、安定した肥効による作物の品質向上・増収が期待できます。 【TCCC ミャンマーの概要】 会社名:TCCC Myanmar Limited(略称:TCCCM) 本社所在地:Lot No.C15&C18,Thilawa SEZ Zone A,Yangon,the Union of Myanmar 代表者:東島 恒 設立:2016年10月 株主:Thai Central Chemical Public Co.Ltd. 100% 資本金:12.5百万米ドル 事業内容:高度化成肥料の輸入・販売 【タイ・セントラル・ケミカル・パブリック・カンパニーの概要】 会社名:Thai Central Chemical Public Company Limited(略称:TCCC) 本社所在地:21/35-46 Thai Wah Tower 1,14-16Fl.South Sathorn Road,Kwang Thungmahamek,Kett Sathorn,Bangkok 10120,Thailand 代表者:佐々木 匡介 設立:1973年1月 株主:双日株式会社 44%、他 資本金:約17.5億バーツ 事業内容:高度化成肥料の製造・販売