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日清製粉/米国子会社(Miller Milling Company,LLC)が工場を増設

SCM・製造拠点 2023.06.17

日清製粉の米国子会社(Miller Milling Company,LLC)が工場を増設
~テキサス州のサギノー工場の生産能力を約70%増強~

 日清製粉グループは昨年5月に新経営計画「NNI―120II」を策定致しましたが、その中で「戦略的な投資等の実行により自立的成長を目指す」としております。その一環として、日清製粉グループの日清製粉(株)(社長:見目信樹)は海外子会社であるMiller Milling Company,LLC(以下、「ミラー・ミリング・カンパニーLLC」)のサギノー工場(米国テキサス州)に新ラインを増設し、同工場の生産能力を約70%増強することを決定致しました。

 日清製粉(株)は2012年3月にミラー・ミリング・カンパニーLLCを買収して先進国最大の製粉市場である米国に進出して以来、提案型営業の推進や安定した品質の小麦粉供給力等を活用して順調に事業を拡大してまいりました。その後、2014年5月にテキサス州、カリフォルニア州、ミネソタ州にある4製粉工場を取得し、現在6工場を保有する米国第4位の製粉会社となっております。

 ミラー・ミリング・カンパニーLLCの保有する6工場のうち、サギノー工場が商圏とするテキサス州は人口伸長率の高い成長市場であることから、販売が好調であり、今後の生産能力不足が見込まれております。そのため、同工場に新生産ラインを増設することにより、テキサス州における供給体制を強化し、更なる事業拡大を目指すとともに、カナダの子会社であるロジャーズ・フーズLtd.を含めて、北米の事業基盤の拡大に取り組んでまいります。

◆サギノー工場新生産ライン増設の概要
 1.増強能力:
  生産能力 日産600トン(小麦ベース)
  (新生産ライン増設後 日産1,480トン、約70%増強)
  小麦粉サイロ収容力 約2,400トン

 2.完工時期:2019年初頭

 3.投資額:
  67.6百万米ドル
  (約68億円、1米ドルは101.15円で換算)

◆ミラー・ミリング・カンパニーLLCの会社概要
 1.本社所在地:アメリカ合衆国 ミネソタ州
 2.代表者:社長 渡辺一充
 3.資本金:約1百万ドル
 4.事業内容:小麦粉等の製造販売
 5.従業員数:約280名
 6.工場所在地及び生産能力(原料小麦ベース):
  ウィンチェスター工場(バージニア州)1,640トン/日
  フレズノ工場(カリフォルニア州) 600トン/日
  ロサンゼルス工場(カリフォルニア州) 780トン/日
  オークランド工場(カリフォルニア州) 880トン/日
  サギノー工場(テキサス州) 1,480トン/日(※)
  ニュープラーグ工場(ミネソタ州) 1,120トン/日
  計 約6,500トン/日
  ※増設後の生産能力

 

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