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富士キメラ総研/中国車載電装部品市場とそのサプライチェーンを調査

SCM・製造拠点 2023.06.17

自動車市場の中で成長が著しい中国市場に着目
中国車載電装部品市場とそのサプライチェーンを調査
―2016年見込―
■カーナビゲーションシステム 837万台…低価格かつ多機能が受け入れられ需要増加

 マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 田中 一志03-3664-5839)は、世界最大規模となっている中国の自動車市場において、主要車載電装部品市場と自動車メーカーや情報通信機器メーカー、電装機器メーカーを対象とするサプライチェーンを調査した。
 その結果を報告書「中国車載電装部品におけるサプライチェーン調査 2016」にまとめた。

【注目の車載情報通信機器市場】
 ■カーナビゲーションシステム
 2015年  2016年見込  2017年予測
 669万台  837万台    980万台

 カーナビゲーションシステムは需要増加が続いている。その要因としては低価格で多機能であることから、ナビゲーション目的以外に、車内でスマートフォンのコンテンツなどを利用したいと考えるユーザーが車載ディスプレイとして購入していることや、自動車メーカーや車載機器メーカーが近年差別化策としてテレマティクス関連機器・サービスの展開に力を入れ始めていることが挙げられる。今後も市場は拡大が続くとみられ、2016年には837万台の販売が見込まれる。

■ディスプレイオーディオ
 2015年  2016年見込  2017年予測
 680万台  640万台    585万台

 ディスプレイオーディオは低価格と、スマートフォンなどと接続してスマホ用アプリを表示できる機種の需要が、世界各地で急速に拡大しているが、中国の需要は伸び悩んでおり、中国情報通信機器メーカーの注力度も低下している。その理由は、カーナビゲーションシステムが同様の機能を実現できる上に、ディスプレイオーディオとの価格差が小さいためである。価格に非常に厳しいユーザーを中心とした需要はあるものの、カーナビゲーションシステムなどと差別化が難しいことから、今後も市場は緩やかに縮小すると予想される。

(略)

以下、詳細は下記アドレスを参照ください。

2016 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)
ディスプレイ、アプリケーション、部品材料の世界市場、次世代技術/関連部材を徹底調査
下巻:部品材料編

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