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国土交通省/水素社会実現に向けた燃料電池船の実船試験が開始

グリーン物流(環境) 2023.06.17

水素社会実現に向けた燃料電池船の実船試験が開始
  ~試験結果は、安全ガイドライン策定に反映~

平成28年10月14日

同時発表:東京海洋大学、NREG東芝不動産
 国土交通省海事局では、水素社会実現に向け、水素を燃料とする燃料電池船の安全ガイドライン策定作業に取り組んでいます。この取り組みに併せ、小型船舶による燃料電池の実船試験が10月上旬に開始されました。
 燃料電池船安全ガイドラインの策定は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時期を目途とした燃料電池船実用化の環境整備に繋がります。

 国土交通省海事局では、水素社会実現に向け、水素を燃料とする燃料電池船の安全ガイドライン策定作業に取り組んでいます(昨年度から3年計画)。
 この取り組みに併せ、燃料電池船の実用化を目指す東京海洋大学、NREG東芝不動産は、小型船舶に東芝製定置用燃料電池を搭載し、海上での使用における課題を抽出するための実船試験を10月上旬に開始*1しました。
  ここで得られる成果は、国土交通省が進めている燃料電池船の安全ガイドラインの策定に活用されます。

 国土交通省では、実験データに裏付けされた合理的なガイドラインの策定に向け、上記船舶のほか、燃料電池を搭載した小型船舶による実船試験*2を予定しております。

 2017年度に予定する燃料電池船の安全ガイドラインの策定により、安全面での環境を整え、東京オリンピック・パラリンピックに向けた民間による燃料電池船実用化の促進を図ります。

 *1:実船試験にあたり、燃料電池搭載に伴う改造工事が行われたため、
   日本小型船舶検査機構が船舶検査を行い、試験実施の安全性を確認致しました。
   尚、船舶の要目等は、別紙を参照ください。
 *2:国土交通省の請負調査事業により、(国研)海上技術安全研究所等が実施。

添付資料

報道発表資料(PDF形式:358KB)PDF形式

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