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シーイーシー/シスコシステムズと位置情報管理ソリューション分野で連携

物流システム 2023.06.17

シーイーシーとシスコシステムズ、位置情報管理ソリューション分野で連携

屋内・屋外シームレスな位置情報・作業動態分析をIoTで実現
~ 人、設備、モノのデータを高精度に収集・分析し、ムリ・ムラ・ムダを見える化 ~

2016年10月12日
株式会社シーイーシー

株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田原 富士夫、以下 シーイーシー)は、このほどシスコシステムズ合同会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:鈴木 みゆき、以下 シスコ)と、Internet of Things(以下 IoT)を活用した屋内外シームレスな位置情報管理ソリューションの推進で連携しました。
両社は本日より、製造現場をはじめ物流倉庫、商業施設における人・設備・モノのデータを収集・分析する仕組みを共同開発し、ムリ・ムラ・ムダを見える化して効率化につながるサービスを提供していきます。


連携の目的

企業のIoT活用が急速に進むなか、シーイーシーは工場・物流倉庫向けのIoT分野で、設備・人・モノの情報を収集し、設備稼働率の改善や人・フォークリフトの移動距離短縮につながるソリューションを展開してきました。
特に位置情報の活用サービス分野では50社以上の導入実績があります。IoT機器の普及が進むにつれ、有線から無線LAN環境への注目が高まり、屋内・屋外での利用を想定したネットワーク環境の設計、多数のセンサー機器を統合したデータ収集が欠かせなくなっています。そこで高い無線ネットワーク技術・機器を持つシスコとの連携により、IoT活用基盤となるネットワーク環境の構築からデータ収集・分析を統合した位置情報管理システムまでトータルな提供を実現します。

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シーイーシーの動線分析ソリューション:http://ralc.cec-ltd.co.jp/

本連携の第一弾として、シスコのロケーションサービス技術(Mobility Services Engine、以下MSE)のAPIとシーイーシーの位置情報管理システム「RaFLOW」を連携し、Wi-Fiデバイスの位置を取得して屋内・屋外問わず人や物の動線を可視化します。さらに動態分析システム「スマートロガー」と連携することにより、作業者の動態データ(いつ・どこで・誰が・何を)の収集・分析を自動化します。

高精度・シームレスな屋内・屋外測位

屋内・屋外で途切れなく人・設備・モノの位置、動線、動態情報(測位対象の細かい動き)を収集することができます。従来のGPS(屋外)を組み合わせた測位手法では難しい測位距離・測位精度のバラつきを解消します。

安定・集中した無線LANの統合管理

無線LAN同士、無線LAN機器以外の電波干渉など干渉防止などの電波管理を統合管理できます。また、工場・倉庫内の作業員の増減やレイアウト変更、設備配置変更などアクセスポイントの変更時も柔軟に一括管理できます。

お客様のIoT分析作業を効率化

作業者が装着したスマートウォッチから動態情報を自動収集し、従来の紙や映像ベースなどの作業集計・分析に比べてかかる工数を削減します。従来のストップウォッチやビデオカメラでの解析手法に比べ、10分の1以上の時間短縮ができるようになります。


位置情報ビジネスに関する両社の取り組み

シーイーシーはWi-Fi、RFID、UWB、PDR、超音波、BLEビーコンといった数多くの測位技術に対応した位置情報管理ソリューションを展開しています。今回、高精度な測位技術(誤差1m未満の位置精度)かつ柔軟なセキュリティ制御とアクセス制御が可能なシスコの無線LAN技術に注目していました。シスコは、企業向け無線LANのビジネスを過去15年に渡って展開して参りましたが、無線LANの普及拡大に伴いさらなる付加価値ソリューションとして、屋内測位技術を用いたCisco Connected Mobile Experience(CMX)ソリューションにも注力し、製造、物流業界だけでなく商業施設や観光施設などあらゆる市場への展開を推進しております。


エンドースメント

システムズ合同会社は、株式会社シーイーシー様の位置管理ビジネスにおけるシスコ製品の連携を歓迎いたします。近年、IoTの普及により、工場の製造現場等では、膨大な数のセンサーや製造機器などが無線ネットワークに接続されることで、現場の状況をリアルタイムに収集し、現状の把握と将来の想定、そして素早い問題解決を可能にすることが求められています。今後、シーイーシー様との連携をさらに強め、お客様のIoT活用促進に向けたサービスとして発展することを期待いたします。また、本協業は、製造、物流分野だけでなく、特に屋内での位置情報を活用できる商業施設や観光施設など幅広い分野への応用展開を期待しております。

シスコシステムズ合同会社
執行役員 CTO兼イノベーションセンター担当 濱田 義之


今後の展開

今後は、位置情報管理や動線・動態分析に加えて、設備の運転状況や故障状況などを遠隔監視する稼働管理システムにおいても、シスコのサービスと連携し工場のIoT化を推進していきます。今回の連携に関わるシーイーシーの位置管理ソリューションについて、シスコ東京本社イノベーションセンター・ショーケースにて展示公開を予定しております。

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