キリンホールディングス/ブルックリン・ブルワリー社と資本業務提携 SCM・製造拠点 2023.06.17 ブルックリン・ブルワリー社との資本業務提携について キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)及びキリンビール株式会社(社長 布施孝之)は、ブルックリン・ブルワリー社(米国ニューヨーク、CEO Eric Ottaway/President Robin Ottaway)との間で、資本業務提携に関する契約を締結しましたので、下記の通りお知らせします。 記 1.本件の背景 キリンビール株式会社(以下KB社)は、「みんなで創る”ワクワクするビールの未来”」に向けて、「キリン 一番搾り生ビール」の強化に加え、クラフトビールの展開に積極的に取り組んでいます。2014年7月に発表したクラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」の立ち上げを皮切りに、同年9月には日本のクラフトビール市場のリーディングカンパニーであるヤッホーブルーイング社と資本業務提携するなど、国内におけるクラフトビール市場の拡大、浸透を図ってきました。この活動をさらに推進するために、キリンホールディングス株式会社(以下KH社)・KB社は、2016年年初より米国の代表的なクラフトビールメーカーであるブルックリン・ブルワリー社(以下BB社)と日本及びブラジルにおける協業可能性を模索してきました。今般、両社の「ビール造りにかける想い」や「お互いを尊重する企業風土」が一致し、BB社へのマイノリティー出資を含む資本業務提携を行うことになりました。 本提携により、KH社・KB社及びBB社は両社の持つ資産を活用し、日本及びブラジルにおいてクラフトビール市場をさらに活性化し、ビールをもっと魅力的なものにしていきます。また、KH社・KB社はBB社の戦略パートナーとして同社の成長を支えていきます。 2.資本業務提携の概要(1)資本提携について BB社が新たにKB社を引受人とする新株(普通株)を発行することにより、KB社はBB社の24.5%を所有する株主となります。この資本提携によりKH社・KB社はBB社の戦略パートナーとして技術支援や調達支援などを通じてBB社の成長を支えるとともに、両社の新たな協業の可能性も模索します。なお、本提携後もBB社はクラフトビールメーカーとして独立を維持し、現経営陣の変更も予定しておりません。 (2)業務提携について KB社とBB社の間で2017年1月をめどに日本国内に合弁会社(出資比率:KB社60%、BB社40%を予定)を設立し、ブルックリンブランド事業を展開します。若い世代や海外でも人気の高い同ブランドを活用することでクラフトビール市場の拡大を図ります。また、将来的には日本オリジナル商品の開発や飲食事業の展開などについても検討します。 ブラジルにおいてもKH社とBB社との間でブルックリンブランド事業を展開していく予定です。なお、スキームや事業内容の詳細については、現在両社で協議をしています。 以上