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国土交通省/第39回国際民間航空機関(ICAO)総会の結果概要を公表

物流全般 2023.06.17

第39回国際民間航空機関(ICAO)総会の結果概要について

平成28年10月7日

 9月27日(火)から開催されていた第39回国際民間航空機関(ICAO)総会は、10月6日(木)までに全ての審議が終了しました。
 本総会においては、市場メカニズムを活用した世界的な温室効果ガス排出削減制度(Global Market-Based Measure:GMBM)が合意されるとともに、理事国選挙では、我が国は第1カテゴリー理事国に選出されました。また、航空安全・保安、航空管制に関する世界計画の改訂等が承認されました。

1.GMBMの合意について

 総会においては、GMBMについて協議が行われ、最終的にその内容を定めた決議が全会一致で採択されました。
 本制度に基づく排出権購入による温室効果ガス排出削減は、平成33年から自発的参加国を対象に開始され、平成39年以降は、一定以下の排出量の国等を除き参加が義務付けられます。なお、自発的参加を表明している国は我が国を含め64か国であり、全輸送量(有償トン・キロ)の約84%を占めています(10/6現在。ICAO資料)
 今後は、ICAOにおける制度の詳細な検討に対応し、国土交通省としても、制度の運用開始に向け、必要な取組みを進めていきます。 

2.理事国選挙結果について

 わが国は1956年以降、連続して理事国に選出されていますが、今回の選挙においても第1カテゴリー理事国に立候補し、引き続き選出されました。

3.航空安全・保安、航空管制に関する計画について

(1) 各国における航空安全プログラムの導入や地域における安全情報共有の促進等を内容とする世界航空安全計画(GASP)について、目標を着実に達成するための安全ロードマップを追加する改訂が承認されました。また、より高いレベルの航空保安を世界的に実現するため、世界航空保安計画(GASeP)を策定することが合意されました。
(2) 航空交通の高度化を進め、将来の航空交通量の増大に適切に対応するためのロードマップである世界航空交通計画(GANP)について、世界規模で相互運用性や安全性を確保するために導入が必要な施策を明らかにすること等の内容が盛り込まれました

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