豊田自動織機/「豊田自動織機-産総研 アドバンスト・ロジスティクス連携研究室」を設立 人事・組織 2023.06.17 「豊田自動織機-産総研 アドバンスト・ロジスティクス連携研究室」を設立 ―ロボット・人工知能技術を活かした先進的な産業車両・物流システム実現へ― 株式会社 豊田自動織機(社長:大西 朗)と国立研究開発法人 産業技術総合研究所(理事長:中鉢 良治、以下 産総研、注1)は、10 月1 日に、産総研 情報・人間工学領域内に「豊田自動織機-産総研 アドバンスト・ロジスティクス連携研究室」を設立いたします。本連携研究室は、加速的・集中的研究開発実現のために2016 年4 月に制定された産総研連携研究室制度を活用したもので、産業車両・総合物流システムメーカーとして企業名を冠する初の研究室となります。 近年、少子高齢化に伴う労働力人口の減少、e-コマース(電子商取引)の拡大による多頻度・小口配送、効率・迅速性への対応など、物流を取り巻く環境や改善ニーズは急激に変化しています。特に、IoT や人工知能(以下 AI)などの技術の発展・普及により知能化・自動化された機器による省人化や、多量データを高度に活用した効率的で効果的なオペレーションの実現など、新たなソリューションによって、物流コスト低減等、お客さまの幅広い改善ニーズに応えることが求められています。 そのような中、今回、産業車両・総合物流システムのトップメーカーである豊田自動織機と、ロボット技術や情報技術を長く培ってきた産総研が連携し、先進的な産業車両・物流システム実現を目指すことにいたしました。豊田自動織機の保有する高品質・高性能で環境にやさしい多様な製品の開発力、IoT 技術や多くのお客様への導入実績に基づく豊富なデータやノウハウに、産総研の高度なロボット技術、AI、データ・アナリティクスなどを適用することで、車両・機器の自律作業を可能とする知能化・自動化や高度なシステムインテグレーションの技術開発を加速し、先進的なロジスティクス・ソリューションの早期実現につなげ、物流現場の課題解決を図ります。 研究内容としては、次のような領域の共通基盤技術開発、およびそれらのアプリケーション実用化開発に取り組みます。 1) 次世代物流ソリューション事業のための研究2) 車両や機器の自律作業実現のための研究3) サービス提案のための研究 【連携研究室の概要】1.名称: 豊田自動織機-産総研 アドバンスト・ロジスティクス連携研究室2.場所: 産業技術総合研究所 つくばセンター3.研究体制: 連携研究室長 西牟田 武史(株式会社 豊田自動織機)4.人員: 計10 名程度