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住友化学/ポリプロピレンコンパウンドのグローバル展開を拡充

SCM・製造拠点 2023.06.17

ポリプロピレンコンパウンドのグローバル展開の拡充について

 住友化学は、このたび、ポリプロピレン(PP)事業の強化のため、新たにメキシコに販売拠点を設け、また、インドでは生産設備を導入し、PPコンパウンド事業のグローバル展開をさらに拡充することとしました。

 PPコンパウンドは、PPに合成ゴム、ガラス繊維、無機フィラー等を混練し、機能性や剛性を向上させた高性能な材料で、自動車のバンパーや内装材のほか、家電製品などにも使われています。住友化学は、日本、シンガポールおよびサウジアラビアの3拠点で、年産170万トン規模のPP生産体制を構築していることから、これらの原料ソースを最大限に生かし、世界各地にPPコンパウンド事業拠点を有しています。

 メキシコでは、これまで米国子会社を通じてPPコンパウンドを販売してきましたが、自動車産業の目覚ましい伸びに伴い、今後も旺盛な需要が期待できることから、現地販売拠点としてスミカ・ポリマーズ・メキシコ社を設置し、10月から営業を開始しました。また、インドでは、2013年にスミカ・ポリマー・コンパウンズ・インディア社を設立し、PPコンパウンドの販売を展開してきましたが、堅調な需要の伸びを背景に、今回、新たに生産設備を導入し、9月に竣工式を行いました。

 住友化学は、2014年にPPコンパウンドや熱可塑性エラストマー等を取り扱う自動車材事業部を新設し、顧客の要望に沿った商品や用途の開発を提案するなど、自動車材事業の強化を進めています。今後、顧客のニーズによりスピーディーに対応するため、グローバルな生産販売体制のさらなる拡充も検討してまいります。

以上

<拠点概要>
1.スミカ・ポリマーズ・メキシコ社
 会社名:Sumika Polymers Mexico,S.de R.L.de C.V.
 所在地:メキシコ グアダラハラ
 設立年月:2016年8月
 社長:Brian K.Weider(ブライアン・ワイダー)
 事業内容:PPコンパウンドおよび熱可塑性エラストマーの販売

2.スミカ・ポリマー・コンパウンズ・インディア社
 会社名:Sumika Polymer Compounds(India)Private Limited
 所在地:インド チェンナイ
 設立年月:2013年7月
 社長:Ludovic Seynave(ルドビック・セイナーブ)
 事業内容:PPコンパウンドの生産・販売
 生産能力:5,000トン/年

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