ニチユ三菱フォークリフト/ユニキャリア株式会社との経営統合を前提とした株式の追加取得による100%子会社化 物流全般 2023.06.17 ユニキャリア株式会社との経営統合を前提とした 株式の追加取得による100%子会社化について ニチユ三菱フォークリフト株式会社(当社、代表取締役社長:二ノ宮秀明、本社:京都府長 岡京市)は、本日開催の取締役会において、当社の持分法適用関連会社であるユニキャリア株 式会社(ユニキャリア、代表取締役社長:志岐彰、本社:神奈川県川崎市)の株式を、三菱重 工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス株式会社(M-FET、代表取締役社長: 前川篤、本社:神奈川県川崎市)から追加取得し、同社への出資比率を 100%とすることを決議 するとともに、株式譲渡契約を締結いたしました(譲渡予定日:2017 年1月1日)。また、2017 年 10 月を目標とした経営統合のための諸準備を開始することといたしました。 本年 3 月 31 日、当社と三菱重工業株式会社(三菱重工)100%出資の統括会社である M-FET は、ユニキャリアの発行済株式の全株式を共同で取得し(取得割合は当社 35%、M-FET 65%)、 当社は、ユニキャリアを持分法適用関連会社としております。 その後、当社とユニキャリアは世界第 3 位*のポジションをより確かなものとして、成長を続 けるための様々な戦略テーマについて協議を重ねた結果、両社が育んできた世界各国に実績あ る各ブランドのお客様やセグメント実績をさらに伸ばす商品作りを目指し、お客様の期待に迅 速かつ的確にお応えすることを最優先とすることで一致しました。 その上で、両社がグローバル企業として世界のトップグループを目指してゆくためには、早 期に、お互いのノウハウや人材リソース、各種インフラを持ち寄ってシナジー創出を加速する ことや、経営資源の効率的な活用、戦略展開における指揮系統の明確化などが不可欠であると の認識に至りました。 このように検討を重ねた結果、円高基調をはじめ、世界経済の情勢に不透明感が増している なかにおいては早期融合が必須であると判断し、経営統合に向けたステップとしてユニキャリ アを子会社化することで、販売・開発・生産などあらゆる事業領域における意思決定を迅速化 して、シナジーの最大化・早期化をはかり事業規模拡大を追求することが可能になるとの結論 に至ったものです。 加えて、今回の決定により、三菱重工グループの総合力をより有効に活用し、事業拡大を目 指すため、三菱重工/M-FET が保有する当社 A 種種類株式の一部について、付与された普通株 式を対価とする取得請求権を行使することにより、三菱重工/M-FET の当社に対する議決権比 率を 49.4%から 51%に引き上げ、連結経営シナジーを更に追求することで合意しています。 2 今後は、国内外の多くのパートナーの皆様とこれまで以上に連携を深めながら、融合による スケールメリットを追求し、より多くのシナジーの創出・実現に努めてまいります。なお、こ れらは現在策定中の新中期経営計画「Perfect Integration 2020(仮称)」の根幹を成すものと位 置付け、最終年度である 2020 年度には連結売上高 5,000 億円規模を目標とすることとしていま す。その詳細につきましては本年 11 月の公表を予定しています。 *:独誌 DHF intralogistik “World Ranking Industrial-Trucks 2014-2015” による当社とユニキャ リア売上高の合算値。