有機合成薬品/常磐工場敷地内に医薬品原薬・中間体の新規設備を建設 SCM・製造拠点 2023.06.17 医薬品原薬・中間体の新規設備投資に関するお知らせ 当社は、平成28年9月16日開催の取締役会において、医薬品原薬・中間体の生産能力を大幅に増強するため、常磐工場(福島県いわき市)敷地内に約34億円を投じ、新規設備を建設することを決定いたしましたので、お知らせします。 なお、竣工は2018年(平成30年)3月を予定しておりますが、当局・主要なお取引先による審査ならびに許可を得た後、本格稼働は2018年度後半(平成30年度後半)となる見込みです。 1.経緯 当社は、医薬品・食品・工業用品など多岐に亘る分野へ、有機合成技術を駆使した特徴ある製品を日米欧はじめ30カ国以上に供給しています。その内医薬品分野では、2000年(平成12年)より本格的に新規医薬品原薬受託市場に参入し、2006年(平成18年)からは後発医薬品原薬開発にも着手、更には同業他社との提携を進めるなど、ヘルスケア分野への展開を推し進めてまいりました。 2.目的 今回の設備投資は、今年度を初年度とする新中期経営計画の重点施策「医薬品事業の拡大を図るため、新規医薬品設備の建設・活用により、新商品開発体制の一層の強化を図る」に基づき実施いたします。今後、ますます需要が見込まれる高品質な医薬品原薬・中間体の供給に応えるべく生産体制を強化し、将来の新製品を含めた増産・安定供給にも対応できるよう、中長期的な視野に立ち戦略的設備投資を行うものであります。 なお、当該設備投資実施にあたり、福島県より「ふくしま産業復興企業立地補助金」の指定企業に採択されております。このような活動を通じて、当社は震災からの復興だけではなく被災地域への社会貢献、ならびに医薬品を必要とする世界中の患者様への安心・安全な原薬供給を使命として邁進してまいります。 3.新設備の概要 (1)所在地 福島県いわき市常磐西郷町落合788(常磐工場敷地内) (2)投資金額 約34億円 (3)建屋概要 鉄骨造5階建て 建築面積564m2 延べ床面積 1,943m2 (4)生産品目 医薬品原薬・中間体 (5)着工予定 2017年(平成29年)4月 (6)竣工予定 2018年(平成30年)3月 (7)主要設備 1,000~5,000Lの反応槽、遠心分離機、乾燥機等、クリーンルーム(ISOクラス8)