タカラスタンダード/九州の物流拠点を増強 最新鋭の物流センターを新設 物流不動産・施設 2023.06.17 九州の物流拠点を増強 最新鋭の物流センターを新設 ~30 億円を投資して、来年5月に稼動~ タカラスタンダード(代表取締役社長 渡辺岳夫)は 30 億円を投じて福岡物流センター(福岡県鞍手郡)を新設いたし ます。当社鞍手工場敷地内に5階建ての建物を新設し、来年5月に完成する予定です。 当社の九州エリアの売上は順調に拡大(5 年前に比べて約 1.5 倍)しており、このエリアの物流拠点の増強は急務でした。 このような中で約 3 年前に物流センターの新設が計画されました。福岡物流センターは、おもに九州エリアの一般住宅向 け商品や、マンションなどの集合住宅向け商品をストックし、そこからリフォーム現場やマンション建設現場などに配送 を行っています。近年、大きなウエイトを占めるリフォーム現場は、お客様が在宅中に工事を行うことが多いために、商 品の取付工事の開始時間に合わせて配送を行うことが求められますが、従来の物流センターでは、センター内の効率的な 運用が難しい面もあり、トラックの配送時間や配送順序などに影響が出ることもありました。新物流センターの稼動後に はこういった問題が改善され、お客さまに対する一層のサービス向上につながることが期待されます。また、新物流セン ターが完成すると、施設全体では従来の約 2 倍の延床面積となり、向こう 10 年間を見越した保管スペースが確保される ことになります。1 日あたりの出荷能力は約 1.2 倍に増強され、保管能力、出荷能力ともに今後の受注量増加に十分対応 出来る体制となり、当社が目標とする『完全自社倉庫対応化』に向けて大きな前進となります。 1、建物の概要 延床面積: 約24,200㎡ 階層 : 5フロア 2、投資額 約 30 億円 3、特徴 ①21台の大型トラックの入出庫が同時にできる(従来の約 2 倍)倉庫で、スピーディーな荷捌きが可能となり、 トラックの待機時間も大幅に減少。 ②建物の3面に開口を設けた倉庫で、時間の制約を設けずに入出庫作業が可能。 ③高床式倉庫にすることで、大型車両の入出庫を効率的に運用。 ④搬送設備としてエレベーターが 2 基、パレット品用の垂直搬送機 4 基を装備。 ⑤2 階から 5 階には構内作業が迅速に行えるように垂直搬送機を連結した自動倉庫を配置。 ⑥保管設備として移動式ラック(280 パレット)、デジタルピッキングシステム(※)を備える。 ※テジタルピッキング・・・保管棚にデジタル表示器を設置して、ランプが点灯している所より目的の商品を ピッキングする作業支援システム。 ⑦LED 照明、太陽光発電装置の導入により、環境および省エネルギーに配慮した設計。