味の素/北米の冷凍食品事業を強化 SCM・製造拠点 2023.06.17 味の素(株)、北米の冷凍食品事業を強化 ~2016年10月より冷凍麺(日式ラーメン)販売開始~ 「AJINOMOTO® TOKYO STYLE SHOYU RAMENWITH CHICKEN」(パッケージ案) 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、北米での冷凍食品事業拡大に向け、「日式ラーメン」 の販売を開始し、冷凍麺事業を強化します。「日式ラーメン」は、2015年4月に味の素グループと東洋水産株式会社が合弁で設立した冷凍麺生産会社、味の素東洋フローズンヌードル社が生産、10月より味の素ウィンザー社(以下AWI社)の販売基盤で展開し、北米における冷凍食品事業の拡大を加速します。 北米の冷凍食品市場※は約142.5億米ドル(約1.5兆円)で、特に日本食・アジア食カテゴリーは 成長市場です。日本食・アジア食カテゴリーの中でも冷凍麺市場は毎年二桁伸長を続けており、その市場規模は約1.1億米ドル(約113億円)と順調に拡大しています(2015年度当社推定)。 ※ 冷凍ピザ、冷凍野菜、冷凍果実、冷凍肉、アイスクリームを除く。 このたび、東洋水産(株)の高い製麺技術と味の素冷凍食品(株)の生産技術、AWI社の開発技術の融合により、技術に裏付けられた高品質でスペシャリティを有する冷凍麺を、北米全土をカバーするAWI社の強固な販売基盤で展開することで、冷凍麺を冷凍米飯と並ぶコア製品群として育成し、北米の冷凍食品事業の拡大を加速します。近年外食市場において「日式ラーメン」ブームが起きていることから、クラブストアやスーパーマーケット向けの製品に加え、外食フードサービス向けに冷凍麺と別添のスープが入った冷凍麺キットも発売します。今後は「日式ラーメン」を中心とする日本食メニューを展開することで日本食・アジア食カテゴリーをさらに強化します。 味の素東洋フローズンヌードル社工場外観 味の素グループは2014‐2016中期経営計画において、北米を冷凍食品事業を核に事業規模拡大の加速をめざす重要エリアと位置付けています。北米冷凍食品市場において、強い競合品がまだ存在していない日本食・アジア食の冷凍麺市場を他社に先駆け開拓して圧倒的No.1の地位を確立し、”味の素ブランド”の浸透を推進します。 1米ドル=103.18円(2016年8月末レート) 参考 ■味の素東洋フローズンヌードル社の概要 (1) 英文会社名 : Ajinomoto Toyo Frozen Noodles Inc. (2) 所在地 : アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド市 (3) 設立時期 : 2015年4月22日 (4) 代表者 : 社長 竹村 加州男(たけむら かずお) (5) 従業員 : 約50名(2016年8月現在) (6) 事業内容 : 冷凍麺の製造 (7) 資本金 : 20百万米ドル(約21億円) (8) 資本構成 : 味の素グループ 80%(味の素ウィンザー社 40%、味の素(株) 20%、味の素冷凍食品(株) 20%)東洋水産(株) 20% ■味の素ウィンザー社の概要 (1) 英文会社名 : Ajinomoto Windsor, Inc. (2) 所在地 : アメリカ合衆国カリフォルニア州オンタリオ市 (3) 設立時期 : 2000年6月30日 (4) 代表者 : 社長 クレイマン ベルナルド (5) 従業員 : 約2,500名(2016年8月現在) (6) 事業内容 : 家庭用・外食用の調味料・冷凍食品の製造・販売 (7) 販売地域 : アメリカ、カナダ、メキシコ (8) 資本金 : 15.03百万米ドル(約15億円) (9) 資本構成 : 味の素北米ホールディングス社 約98%、味の素冷凍食品(株) 約