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凸版印刷/紙箱とフィルム包装を一体化

物流関連商品 2023.06.17

凸版印刷、紙箱とフィルム包装を一体化
環境配慮とユニバーサルデザインを追求した「台紙付きシュリンクパッケージ」の新製品、
台紙と一体成型された紙箱に部品や添付文書などの付属品が収容可能

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、環境配慮とユニバーサルデザインを追求した独自形状の「台紙付きシュリンクパッケージ」を提供しています。このたび、台紙と紙箱が一体成型された「付属品収納タイプ」を業界に先駆けて開発、2016年9月上旬より販売を開始します。

 台紙付きシュリンクパッケージとは、熱をかけると収縮するフィルムで商品を包み込み、台紙に固定させるパッケージです。店頭で商品を立体的に見せられる点や、プラスチック成形品を使用したパッケージと比較して、樹脂使用量が少なく環境適性に優れるといった特長があります。化粧品やトイレタリー製品などの店頭陳列パッケージとして多く使われており、その市場規模は2015年に約300億円と推計されています。

 本製品は、従来の台紙付きシュリンクパッケージと紙箱を一体化させた、まったく新しい製品です。本製品を採用することで、メインとなる製品だけでなく、関連部品や試供品、添付文書などの付属品とのセット販売が可能になります。

 なお本製品は、2016年10月4日(火)から7日(金)まで開催される「2016東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介します。

■開発の背景
 生活者のライフスタイルの多様化により、商品に対する市場のニーズが多角化しています。これに伴い、店頭で他社の類似商品と差別化するためにも、生活者への新しい情報訴求手法が課題になっています。
 台紙に商品を貼り付けるパッケージとしては、商品の輪郭にあわせた形で成型した透明プラスチックのカバーを台紙の上に置いた商品の上からかぶせて接着するブリスターパッケージなどがあります。しかし、近年の環境意識の高まりによる石化資源の使用削減の観点から、プラスチック使用量を削減した台紙付きシュリンクパッケージの採用が進んでいます。しかし従来の台紙付きシュリンクパッケージは、その特性から、小さな部品や紙類などの製品の包装には不向きでした。
 今回、シュリンク包装と紙箱を一体化させた新パッケージを開発。従来の台紙付きシュリンクパッケージの特長はそのままに、これまでは同梱できなかった製品のセット販売を可能にしました。

■本製品の特長
 ・小さな部品や添付文書などの付属品を入れられる紙箱付き
  シュリンクパッケージ台紙に、付属品を入れられる紙箱を一体成型。従来製品では同梱が難しかった形状の付属品のセット販売が可能です。
 ・店頭での差別化が可能
  従来の台紙付きシュリンクパッケージと形状が異なり、幅広いセット販売にも対応できるため、店頭での商品訴求力を向上できます。

■価格
 従来の一般的な台紙付きシュリンクパッケージの約2割増しになります。

■今後の目標
 凸版印刷は今後、本製品をトイレタリー業界はもちろん、日用雑貨や文具、工具などを取り扱う企業向けに拡販、2018年度に約5億円の売上を目指します。

 *本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

以上

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