日立金属/中国子会社の宝鋼日立金属の生産打ち切りを決定 SCM・製造拠点 2023.06.17 子会社である宝鋼日立金属軋輥(南通)有限公司の生産打ち切りに関するお知らせ 当社の子会社である宝鋼日立金属軋輥(南通)有限公司(以下、「宝鋼日立金属」といいます。)は、2016年9月1日をもって生産を打ち切ることを決定しましたので、お知らせいたします。 1.生産打ち切りの理由 当社グループは、現在、2018年度を最終年度とする中期経営計画において、より高収益で、高い成長性が見込まれる分野への集中を進めています。 宝鋼日立金属は、中国鉄鋼業界における熱間圧延用ハイスロールへのニーズ拡大を受けて2006年に設立されました。しかし、当初想定したほどハイスロール市場が拡大しなかったこと、および、今後も全世界的な鉄鋼メーカーの供給過剰の状況が長期化すると見込まれることから、生産を打ち切ることを決定したものです。 今後、当社と合弁パートナーである宝鋼工程技術集団有限公司とは、宝鋼日立金属の解散に向けた諸手続きを開始いたします。 また、当社の鋳造ロール事業は、その生産拠点を国内に集約し、そこでの開発技術を生かし、お客様のニーズを捉えたより付加価値の高い製品を中心にグローバル拡販をさらに推進していきます。 2.宝鋼日立金属の概要 (1)名称:宝鋼日立金属軋●(南通)有限公司 (2)所在地:中国江蘇省南通市南通経済技術開発区江海路152号 (3)代表者の役職・氏名:董事長 佐坂 克郎 (4)事業内容:熱間圧延用ロールの製造・販売 (5)資本金:504,217千元(88億円)(注1) (6)設立年月日:2006年9月1日 (7)出資比率: 日立金属投資(中国)有限公司(当社100%子会社):70% 宝鋼工程技術集団有限公司:30% (8)売上高:138,834千元(26億円)(2015年度) (注1)資本金欄の( )内は、2016年3月31日現在での為替レートを使用して円貨に換算した金額です。 3.生産打ち切りの日程 2016年9月1日をもって、全ての生産を打ち切ります。(既に完成している製品については、年内を目処に納入を完了いたします。) 4.生産打ち切りに伴う損失額 生産打ち切りの決定に伴い、資産(固定資産・棚卸資産)の減損・処分等に関わる損失が発生する予定ですが、損失金額は軽微なものになると見込んでおります。 5.今後の見通し 本件が2017年3月期の当社連結業績に与える影響は軽微であり、2016年7月28日付「平成29年3月期第1四半期決算短信[IFRS](連結)」において公表した業績予想に変更はありません。 (略) 以下、詳細は下記アドレスを参照ください。 2016年8月31日 子会社である宝鋼日立金属軋輥(南通)有限公司の生産打ち切りに関するお知らせ306KB