帝人/米デュポンとフィルム事業の国内・インドネシア合弁会社を完全子会社化 SCM・製造拠点 2023.06.17 フィルム事業における国内ならびにインドネシア合弁会社の完全子会社化について 当社は、この度E. I. du Pont de Nemours and Company(以下「米国デュポン社」)と国内ならびにインドネシアの合弁会社のデュポン社の持分取得について合意しましたのでお知らせします。 記 1.背景 帝人(株)とデュポン社は2000年よりポリエステルフィルム事業を統合し、世界7か国で合弁会社を設立してグローバルに事業を運営してきました。しかし、中国経済の減速等に伴う需要低迷や中国メーカーの台頭による市場構造の変化により、近年同事業を取り巻く環境は厳しさを増し、事業構造の転換が急務となっています。 既に国内事業については、2016年9月を目途に国内生産拠点を宇都宮事業所に集約し、高付加価値用途への集中を図る構造改革を進めていますが、更に将来の成長に向けて、事業運営の柔軟性と意思決定の迅速性を向上するため、国内合弁会社ならびにインドネシアの合弁会社のデュポン社持分を取得することに合意しました。 2.合意内容 国内合弁会社(帝人デュポンフィルム(株))については、デュポン(株)より即日持分を取得、インドネシア子会社(P.T.Indonesia Teijin DuPont Films)についても米国デュポン社より規制当局の承認後速やかに持分を取得することで、各々100%子会社とすることを合意しました。 3.今後の運営 100%子会社となる上記2社については、今後帝人グループ内での迅速な意思決定のもと、ポリエステル以外の高機能素材の活用を図るとともに、帝人グループの他素材との融合・複合化や、外部との協業を通じた新規ビジネス開拓を推進し、更なる収益力の向上に努めていきます。なお新しい社名は、国内「帝人フィルムソリューション(株)」、インドネシア「P.T. Indonesia Teijin Film Solutions」となる予定です。 4.業績に与える影響 今回の株式取得が、当社の2017年3月期連結業績に与える影響は軽微となる見込みです。 【参考】合弁会社の概要 1)国内合弁会社 ・社名:帝人デュポンフィルム株式会社 ・設立:2000年1月 ・本社所在地:東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 ・代表取締役社長:能美 慶弘 ・資本金:10,010百万円 ・出資比率:帝人(株) 60.0%、デュポン(株) 40.0% 2)インドネシア合弁会社 ・社名:P.T.Indonesia Teijin Dupont Films ・設立:2000年1月 ・本社所在地:JL. M.H. Thamrin Kel. Panunggangan Kotamadya-Tangerang 15001, Indonesia ・代表取締役社長:塙 雄一 ・資本金:44,000千USD ・出資比率:帝人(株) 50.1%、E.I. du Pont de Nemours and Company 49.9% 以上