サンリツ/経常利益は前年比61・6%減(平成29年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成29年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 29年3月期第1四半期 3,548 △8.2 56 △44.3 24 △61.6 35 - 28年3月期第1四半期 3,866 △7.3 101 17.6 64 75.5 △53 - (注) 包括利益 29年3月期第1四半期 △19百万円( -%) 28年3月期第1四半期 △114百万円( -%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第1四半期連結累計期間における日本の経済状況は、企業収益及び雇用環境に改善がみられたものの、依然 として個人消費及び設備投資は力強さに欠ける状況が続き、景気の回復基調に足踏み感がみられました。世界経 済は、米国及び欧州経済は比較的堅調に推移したものの、中国及び新興国経済は減速が続きました。 物流業界におきましては、国内貨物は個人消費及び設備投資の低迷により消費関連貨物及び建設関連貨物が減 少いたしました。国際貨物はアジア及び中国の輸出入貨物を中心に低調な荷動きとなりました。 このような事業環境の中、当社は電力変換装置の取扱額が増加したものの、無線通信機器の顧客における事業 構造改革の影響により、売上高は減少いたしました。利益面におきましては、倉庫稼働率の高水準維持に努めた ものの、売上高減少の影響のほか一般管理費の増加により、営業利益は減少いたしました。 国内連結子会社におきましては、主要顧客における業務取扱量の減少に加え、その他顧客において前期に発生 した特需の反動により、売上高、営業利益ともに減少いたしました。 中国連結子会社におきましては、中国の輸出入貨物の低迷及び昨年5月に華南地区の子会社2社を譲渡した影 響により、売上高は減少いたしましたが、利益面におきましては赤字幅が大幅に減少いたしました。 米国連結子会社におきましては、工作機械のスチール梱包業務が軌道に乗り始めたことで、売上高、営業利益 ともに増加いたしました。 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高35億48百万円(前年同期比8.2%減)、営業利益56百万 円(前年同期比44.3%減)、経常利益24百万円(前年同期比61.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益35百万円 (前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失53百万円)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 ① 梱包事業部門 電力変換装置の取扱額が増加したものの、昨年5月に中国子会社2社を譲渡した影響により、売上高は大幅に 減少いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高25億41百万円(前年同期比7.4%減)、セグメント利益1億80百万円(前年 同期比12.6%増)となりました。 ② 運輸事業部門 無線通信機器の顧客における事業構造改革の影響により、売上高及びセグメント利益ともに減少いたしまし た。 この結果、当該部門の業績は、売上高5億1百万円(前年同期比12.0%減)、セグメント利益11百万円(前年同期 比38.7%減)となりました。 ③ 倉庫事業部門 工作機械取扱額の減少及び本年4月の事業所閉鎖の影響により、売上高及びセグメント利益ともに減少いたし ました。 この結果、当該部門の業績は、売上高4億44百万円(前年同期比7.2%減)、セグメント利益83百万円(前年同期 比14.0%減)となりました。 ④ 賃貸ビル事業部門 空室率の上昇及び修繕費用等の発生により、売上高及びセグメント利益ともに減少いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高60百万円(前年同期比14.1%減)、セグメント利益8百万円(前年同期比 71.7%減)となりました。 (略)