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ナイス/仙台物流センター事務所棟の新築工事を着工

物流不動産・施設 2023.06.17

宮城県初 CLT建築を宮城県産材で建設

仙台物流センター事務所棟の新築工事を着工

~ 日本初 CLTと鉄筋コンクリート造の平面混構造 ~

◆ ニュースポイント ◆

ナイス株式会社(社長:平田 恒一郎、本社:神奈川県横浜市)は、仙台物流センター(宮城県多賀 城市)の事務所棟が東日本大震災での 6 メートル超の大津波により壊滅的な被害を受け、震災直後より 仮設事務所にて業務を行ってまいりましたが、本日、事務所棟の新築工事を着工する運びとなりました。 新築工事の計画に当たっては、宮城県の木材産業の振興に寄与し、復興のシンボルとなるよう宮城県 初となるCLT(直交集成板)を採用しました。CLTには全て宮城県産のスギ材を用いています。 同計画はCLTと鉄筋コンクリート(RC)造とのハイブリッド構造とし、コア部分となる階段室を RC造に、壁や床、天井にCLTを採用しました。平面上での混構造は日本初となります。大規模建築 物の木造化に向けて、今後は防火区画設置の必要性からCLTと異素材との組み合わせ技術が求められ る中、弊社は同工事を通じてCLTとRCとの組み合わせ技術を検証し、CLTの普及に貢献します。 更に、CLTの断面を内装に生かし、木質感あふれる空間を演出した計画としています。そのため、 木質系断熱材による外断熱工法とし、接合部には引きボルトを使わずに外部の側面からプレートで固定 する工法を新たに考案し採用しています。 弊社では今後、CLT建築の普及推進に向け、現場見学会などを通じて同計画に関わる施工状況など を発表していく予定です。

ナイス㈱仙台物流センター事務所棟新築工事

概要

所 在 地 宮城県多賀城市宮内 1-10-1

着 工 日 2016 年 7 月 21 日

竣工予 定 2017 年 3 月

設計・施 工 ナイス㈱建設事業本部

構造設 計 木構造建築センター㈱

構 造 木造(CLT)+鉄筋コンクリート造 2 階建て

建築面 積 187.65 ㎡

延べ床面 積 356.70 ㎡

CLT使用材積 146.82 ㎥(全て宮城県産スギ材)

※ 同計画は林野庁による「CLT等新たな製品・技術活用建築物実証事業」及び宮城県による「森林整備加速化・ 森林再生事業」の採択事業となっております

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