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パナソニック/施設用LED照明の生産能力を3割増強

グリーン物流(環境) 2023.06.17
施設用LED照明の生産能力を3割増強

3つの重点分野でライティング事業の成長を加速

新潟工場、省エネタイプライトバー

パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は、ライティング事業において、成長戦略を加速させていきます。主な施策は、国内における施設用LED照明の生産能力3割増強、海外におけるインドネシアでの販売拡大、さらに、新事業として、既存光源技術を活用した冶金(やきん)事業の本格展開です。これらによって、パナソニックグループが100周年を迎える2018年度には、ライティング事業の売上高4,000億円を目指します。

1.【国内】施設用LED照明の生産能力を3割増強

国内事業では、新たな付加価値商品の創出とシェア拡大により既存ランプの減販を補い、販売増を図ります。施設照明では、オフィスなどのLED化が進む中、高い省エネ性、スタイリッシュなデザイン、お求めやすい価格を追求した「一体型LEDベースライト iDシリーズ」の売上が、2012年の発売以来、毎年大幅に伸長。製造している新潟工場(新潟県燕市)では今年度、11億円の設備投資を実施し、生産能力を3割増強します。

2. 【海外】インドネシアでの販売拡大

海外事業では、エリアの市場特性に合わせたきめ細かい展開を進め、海外販売の拡大に取り組みます。住宅および非住宅用照明器具を販売しているインドネシアにおいて、販路を開拓し、販売店数を2018年度には現在の1.9 倍に引き上げます。また、製品ラインアップをさらに拡充し、2018年度には品番数を現在の1.6倍に増加。これにより、インドネシアでの販売は2018年度100億円規模を目指します。

3.【新事業】タングステン技術を応用した冶金(※1)事業の本格展開

強さと硬さと耐熱性を兼ね備えたタングステンの製造技術を応用し、新たな冶金事業を立ち上げます。当社は、蛍光灯など既存照明用光源の開発、製造を通してタングステン冶金技術に精通し、ノウハウを蓄積してきました。タングステンの焼結や細線化を通して、半導体・回路基板などの検査針、高耐久なメッシュシート用の素材、耐切創性のある手袋などの素材、高強度のロープを展開していきます。それら以外にも更に用途を拡大し、2018年度には100億円規模の販売を目指します。

当社は今後も、照明のリーディングカンパニーとして、これまで培ってきたあかり技術、モノづくり力、くらしのノウハウを結集し、空間価値を向上させる新しい照明のあり方を提案していきます。

  • ※1:金属を精製・加工して、目的に応じた金属材料・合金を製造すること
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