キユーソー流通システム/売上高は前年比0・9%減、経常利益は前年比33・8%増(平成28年11月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成28年11月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 28年11月期第2四半期 75,190 △0.9 2,124 22.2 2,273 33.8 1,009 4.8 27年11月期第2四半期 75,871 3.7 1,737 57.3 1,699 45.7 962 109.7 (注)包括利益 28年11月期第2四半期 1,255百万円 (△4.3%) 27年11月期第2四半期 1,312百万円 (145.7%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府や日銀による経済政策や金融政策により景気は緩やかな 回復傾向が続いているものの、個人消費の停滞感などもあり、依然として先行き不透明な状況のまま推移しまし た。 食品物流業界におきましては、燃料調達単価は下がりつつも、個人消費低迷による物量の減少や人手・車両不 足、法改正への対応、食の安全・安心に応える物流品質向上への投資など厳しい経営環境で推移しました。 このような状況のなか、当社グループは、グループ総合力を結集し食品物流をけん引するべく、「事業基盤の更 なる強化」「物流品質と技術力の向上」「成長に向けた新たな展開」の3つを基本方針とした中期経営計画(2016 年度から2018年度)を推進しております。 中期経営計画初年度となる平成28年度(2016年度)は、「事業戦略を深耕させ、新たな成長ステージへ踏み出す 年」として、ネットワーク再編、収益力の強化、運送機能の再構築、物流品質向上と人材育成などに取組んでおり ます。 営業収益は、食品メーカーなどを得意先とする共同物流やコンビニエンスストアなどの流通業を主な得意先とす る専用物流の新規・領域拡大が伸長したものの、既存取引が減少し減収となりました。 利益面は、新規・領域拡大にともなう利益増に加え、保管の効率化や運送業務の合理化改善が進捗し増益となり ました。 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、営業収益は751億90百万円と前年同期に比べ6億81百万円 (0.9%減)の減収となり、営業利益は21億24百万円と前年同期に比べ3億86百万円(22.2%増)、経常利益は22 億73百万円と前年同期に比べ5億74百万円(33.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億9百万円と前 年同期に比べ46百万円(4.8%増)の増益となりました。 セグメントの業績は以下のとおりであります。 なお、「3.四半期連結財務諸表 (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等)」に記載 のとおり、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しておりますので、下記の前年同期比につき ましては、前年同期の数値を変更後の報告セグメントの区分に組替えた数値との比較となっております。 (共同物流事業) 共同物流事業収益は、新規・領域拡大が伸長したものの、既存取引が減少し減収となりました。利益面は、新 規・領域拡大にともなう利益増に加え、保管の効率化や運送コスト削減などが進捗したものの、営業収益減少によ る利益減や荷役コストの上昇などの影響を受け減益となりました。 この結果、共同物流事業収益は500億53百万円と前年同期に比べ14億91百万円(2.9%減)の減収、営業利益は10 億10百万円と前年同期に比べ21百万円(2.1%減)の減益となりました。 (専用物流事業) 専用物流事業収益は、コンビニエンスストアやチェーンストアなどの既存取引拡大により増収となりました。利 益面は、営業収益の増加による利益増や運送コスト削減などの進捗により増益となりました。 この結果、専用物流事業収益は222億10百万円と前年同期に比べ8億5百万円(3.8%増)の増収、営業利益は8 億88百万円と前年同期に比べ3億95百万円(80.1%増)の増益となりました。 (関連事業) 関連事業収益は、燃料販売単価の値下がりの影響を受けたものの、施設工事受注や車両販売台数の増加により増 収となりました。利益面は、施設工事受注や車両販売台数の増加により増益となりました。 この結果、関連事業収益は29億26百万円と前年同期に比べ4百万円(0.1%増)の増収、営業利益は2億30百万 円と前年同期に比べ6百万円(2.7%増)の増益となりました。