日本郵船/運航する大型LPG船が新パナマ運河に一番乗り 物流全般 2023.06.17 新パナマ運河に一番乗り―日本郵船が運航する大型LPG船― 2016年6月28日 大西洋側「アグア・クララ水門」を通航する「LYCASTE PEACE」(船首側) 6月27日、当社が運航する大型LPガス(Liquefied Petroleum Gas、以下LPG)船”Lycaste Peace”が、同日商用供用が開始されたパナマ運河の新レーン(以下、新パナマ運河)を通航した最初の船舶となりました。 新パナマ運河は6月26日に完成記念式典が行なわれ、6月27日より商用での供用を開始、通航可能な船舶の最大船型主要目は、長さ366m、幅49m、喫水15.2mまで拡大しました。当社運航船”徳島丸”が日本籍船として初めて1914年にパナマ運河を通航して以来、当社とパナマ共和国は100余年にわたって重要なパートナーとしての関係を維持しています。 (船尾側) 同船は当社と長期にわたり密接な関係を持つ世界有数のLPG事業会社であるアストモスエネルギー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:増田宰、以下アストモスエネルギー)が調達した米国産LPGを日本まで輸送します。 アストモスエネルギーは、現在1,000万トン/年のLPG取扱量を2017年までに1,200万トン超/年へ増やす計画であるほか、中東、米国、西アフリカ、豪州における新規LNGプロジェクトに随伴するLPGの調達など、今後の成長分野として期待されるLPG事業を担っています。新パナマ運河完成により、米国東海岸から日本までの輸送日数が短縮されるとともに調達先の多様化に寄与することが期待されています。 当社は、中期経営計画”More Than Shipping 2018~Stage2 きらり技術力~”で策定した事業戦略に基づき、今後も技術力を活かし安定的かつ経済的な運航に努めていきます。 【LYCASTE PEACE概要】全長: 230.0メートル全幅: 36.6 メートル型深さ: 10.78 メートル総トン数: 46,021トン船籍: パナマ建造年: 2003年造船所: 三菱重工業株式会社 以上 掲載されている情報は、発表日現在のものです。その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。