三菱自動車/フィリピン会社、新プレス工場を起工 SCM・製造拠点 2023.06.17 ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション、新プレス工場の起工式を開催 ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション[フィリピンにおける三菱自動車の生産・販売会社(以下MMPC)]は、フィリピン政府が発表した自動車産業育成政策「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」への参加承認を受け、その対象車種『ミラージュ』および『ミラージュG4(アトラージュ)』生産のため、新プレス工場の建設投資約20億ペソを含む約43億ペソ(約104億円)の設備投資を行います。 この度、6月17日にこのプロジェクトの象徴となる新プレス工場の起工式が、両国政府の来賓に加え、三菱自動車、双日株式会社の関係者の参列の下、執り行われました。 この新プレス工場建設は、CARS Programの一要件である大型自動車部品の現地生産化に対応することを目的としていますが、MMPCにとっても自動車生産工場としての要素技術であるプレス工程を内製化する意義は極めて大きく、また合せて新たな雇用創出や技術移転にも寄与すると確信しています。 三菱自動車では、この技術移転を確実なものにするため、新プレス工場の建設期間中に、MMPCに対して技術支援を行うと共に、新規に雇用される従業員に対して、日本国内の生産拠点で技術指導を行います。このような準備期間を経て、新プレス工場は2018年前半に本格稼働が開始される予定です。 このようにMMPCは、『ミラージュ』および『ミラージュG4』がここフィリピンのお客様に自信をもって愛顧いただけるフィリピン国産の製品になると確信しています。 【 MMPCの概要 】 設立 1963年2月 本社・工場所在地 フィリピン共和国 ラグーナ州 サンタローザ市(首都マニラから南東に約45km) 資本金 1,640百万ペソ 主な事業内容 三菱自動車の生産および販売 代表者 加藤 芳明 (社長兼CEO) 株主 三菱自動車工業株式会社 51%、双日株式会社 49% 工場生産能力 5万台/年 工場敷地面積 約21.4ヘクタール 販売車種 【フィリピン生産】 アドベンチャー、L300 【タイ生産】 ミラージュ、ミラージュG4(アトラージュ)、モンテロスポーツ(パジェロスポーツ)、L200/ストラーダ(トライトン) 【日本生産】 ランサーEX、ASX(RVR)、パジェロ