三井造船/60,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「エスビーアイ ヘラ」引き渡し
物流全般 2023.06.17
2016年06月01日
60,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「エスビーアイ ヘラ」引き渡し
-エコシップ「neo60BC」の13隻目竣工-
三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は千葉事業所にて建造中でありました、マーシャル諸島、エスビーアイ ヘラ シッピング カンパニー リミテッド社(SBI Hera Shipping Company Limited)向け60,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「エスビーアイ ヘラ」(SBI HERA、当社第1907番船)をこのほど完成し、本日同事業所にて引き渡しました。
本船は、当社の環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」の第三弾、60,000重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」の13番船となります。
主 要 目
全長 | 199.99m |
---|---|
幅(型) | 32.25m |
深さ(型) | 18.50m |
総トン数 | 34,507 |
載貨重量トン数 | 60,425メトリックトン |
主機関 | 三井-MAN B&W ディーゼル機関 6S50ME-B9.3 1基 |
航海速力 | 14.5ノット(常用出力) |
最大搭載人員 | 24人 |
船級 | ABS |
船籍 | リベリア共和国 |
引渡日 | 2016年6月1日 |
特長
- 4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーであり、当社56BCの使い勝手を踏襲している。
- 従来のパナマックス幅で載貨重量60,000トン以上を確保し、当社56BCから大型化しつつも、港湾や航路の汎用性を維持している。
- 石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとした多様なバラ積み貨物に対応可能な他、長尺物やホットコイル等の半製品輸送も対応可能である。
- 船首および船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性のみならず、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮している。
- 長さ/幅ともこのクラスでは最大級のハッチ開口を持つ。
- 主機関にはMARPOL NOx排出規制(Tier Ⅱ)を満たした電子制御エンジンである三井-MAN B&W ディーゼル機関6S50ME-B9.3を搭載し、幅広い出力域において低燃費を実現している。
- SOx排出規制強化に配慮し、ECA(排出指定海域)内の航行に対応できる低硫黄燃料油専用のタンクを有している。
- 国際船級協会連合(IACS)共通構造規則(CSR)を適用している。