大運/売上高は前年比5・1%減も経常利益は前年比103・9%増(平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)) 決算短信 2023.06.17 平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 28年3月期 6,316 △5.1 84 410.5 132 103.9 166 50.5 27年3月期 6,653 3.4 16 △86.0 65 △49.8 110 △36.4 (略) (1)経営成績に関する分析 当期のわが国経済は、緩やかな回復傾向で推移してきましたが、中国や新興国の経済成長の鈍化などから足踏み 基調の状態に移り、景気の先行き不透明感が増しつつあります。 当業界におきましては、規制緩和と荷主メーカーの物流コスト見直しによる低価格化競争が一段落し、取引採算 の改善を検討しつつある状況にあります。 このような状況の中、当社におきましては、取引採算の確保、経費の削減に取り組んでまいりました。 当期における当社の業績は、輸入関係取引を中心に営業収入は伸び悩みましたが、取引採算は回復してまいりま した。主な要因として、比較的取引採算の良好な業者を中心に受注が増加したこと、原油価格の低下に伴う燃料コ スト低下、経費削減効果等があります。 なお、特別利益76,426千円を計上しておりますが、その内訳は、投資有価証券売却益61,096千円、固定資産売却 益15,330千円となっております。 以上の結果、当期における営業収入は前期比△337,889千円(△5.1%)の6,316,105千円となりました。しかしな がら、営業利益は前期比+67,669千円(+410.5%)の84,192千円となりました。経常利益は前期比+67,666千円 (+103.9%)の132,801千円となりました。当期純利益は前期比+55,834千円(+50.5%)の166,486千円となりました。 各セグメントの業績の状況は次の通りであります。 ①港湾運送事業 当社の主要セグメントである当セグメントにおきましては、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を 除く)は、前期比△42,621千円(△6.4%)の6,002,893千円で、全セグメントの95.0%を占めております。 経費削減等の影響で、セグメント利益(営業利益)は、前期比+30,486千円(+7.4%)の439,687千円となりまし た。 ②自動車運送事業 当セグメントにおきましては、引き続き厳しい状況が続いておりますが、原油価格の低下や非効率業務の協力下 請会社への移行等により、利益率は改善傾向にあります。 この結果、営業収入は、前期比+76,221千円(+33.1%)の306,499千円で、全セグメントの4.9%を占めております。 セグメント損失(営業損失)は、前期比+20,371千円の37,377千円となりました。 ③その他 当セグメントにおきましては、前期と比べ輸入関連の荷動きが減少したことにより、海上保険収入が伸び悩みま した。 この結果、営業収入は、前期比△1,489千円(△18.2%)の6,712千円で、全セグメントの0.1%を占めております。 セグメント利益(営業利益)は、前期比△1,464千円(18.1%)の6,609千円となりました。 ・次期の見通し 当期は営業収入が伸び悩んだものの、採算確保の動きにより、投資有価証券売却益61,096千円を含め、前期実績 を大きく上回る利益を計上しました。次期は最近の景況感の悪化により不透明感が増しておりますが、引き続き取 引採算確保の方針で対応してまいります。 当社といたしましては、固定費の削減の意識を継続しながら、高付加価値、高収益を目指したSCM(サプライ チェーンマネジメント)を構築し、業績のさらなる発展を目指します。 (略)