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中国の国薬ホールディングスと越境ECを開始

　株式会社PALTAC（本社・大阪市　代表取締役社長　木村　清隆）は、本年４月中を目処に中国最大の医薬品卸　国薬ホールディングスが運営するECサイトを通じて、中国における正規日本製品の販売拡大を図ります。当社は約１，１００社に及ぶ仕入先との取引を強みとし、厳選した商品を取りまとめ、インバウンド消費などで注目を浴びる日本製品を海外に積極的に展開してまいります。

１．　背景
　近年の中国越境EC市場は著しい成長を見せており、２年後の２０１８年には１兆円を超える規模になると予測されています。（出典：経済産業省　電子商取引に関する市場調査）
　一方でEC取引における模倣品の数は多く、品質の信頼が危ぶまれるという実態も否めません。そのような中で、この度当社が開始する事業は中国政府が設けた保税区を活用しており、「高品質」かつ「安心」「安全」な日本製品の安定供給が可能になります。

２．　目的及び概要
　拡大する越境EC市場の流れを受け、さらなる売上拡大を目指し新たな取組みに挑戦することを決定いたしました。
　国薬ホールディングスが運営するECサイト「国薬直販」は「天猫国際（ECモール）」内にあり、品質の良い日本製品を中国全土に向けて販売することが容易になります。当社では化粧品に限らず、日用品・健康食品も併せて取り扱う予定としております。
　また、保税区では通常の中国輸出取引において必要とされる関税や許認可申請などのコストが緩和されるため、日本製品が広く現地消費者の手に届きやすく、今までより満足度の高い購買環境を実現いたします。

　国薬ホールディングスは有力国営企業を管理する「国有資産監督管理委員会」の傘下にある中国医薬集団総公司の中核子会社で、当社親会社メディパルホールディングスと医薬品流通分野にて２００９年に包括提携しております。