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日立物流/協業パートナーとともに今後も海外へ進出、成長へ(2016年度 入社式 社長挨拶 (要旨))

物流全般 2023.06.17

2016年度 入社式 社長挨拶 (要旨)

2016 年度入社式の冒頭に行われた中谷社長挨拶の要旨は、以下のとおりです。

■はじめに

皆さん、こんにちは。社長の中谷です。日立物流グループを代表して、皆さんを心から歓迎致します。また、 幾多ある企業の中から当社を選んで頂きありがとうございます。 2016年度は、当社の歴史に残る節目の年になろうとしています。このタイミングで新たなメンバーを迎えることが できたことは、大変喜ばしい限りです。 本日は、中期経営計画、【価値協創 2018-Value Creation 2018-】をスタートする日であります。また、それに合 わせて、「経営理念」「経営ビジョン」「行動指針」の位置づけを明確に体系化しました。これを、日立物流グループ が事業活動を行う上で従業員が共有・継承していく礎とし、中期経営計画達成に向けてグループ一体となって取 り組んでまいります。 また、当社は、3 月 30 日にSGホールディングス株式会社、佐川急便株式会社(以下、「佐川急便」)と資本業 務提携契約を締結しました。この資本業務提携は、両社の持つ強いビジネスモデル、日立物流の場合は3PL事 業、そして佐川急便の場合はデリバリー事業を、相互に補完し合ってより強いものにしていくことが狙いになって います。協業するパートナーとともに日立物流は今後も海外へ進出し、益々成長していきます。皆さんの活躍する 場面も広がっていくと思ってください。

■会社が考える皆さんのキャリアプラン

先ず、日立物流グループは、物流という機能を「現場」を通じて顧客に提供し、顧客満足を糧にして事業を営 んでいる会社であります。そこで、皆さんには、以下の経験を積んで頂きたいと考えております。 ①最初に、我々の力の源泉である「現場」への理解を深めて頂きます。そのためには現場を実際に経験するこ とが不可欠であり、理解を深めた後には、日本のみならず海外における実際の「現場運営」を担って頂くこと になります。 ②そして、次のステップですが、同じく国内外を問わず、早い時期に経営に近いところでマネジメントを学び、 「現場・組織を束ねた事業運営」を担って頂くことになります。 ③その上で、新たなビジネスモデルを創造して頂くことになります。

■皆さんに期待すること (誰とでもビジネスを行うことが出来るグローバル人財に向けて)

当社のめざす姿は『グローバルサプライチェーンのソリューションプロバイダ』であり、その事業フィールドは国 内外に広がっています。めざす姿の実現のためにも、是非グローバルな人財になってほしいと思いますが、海外 勤務をすることだけがグローバルとは考えておりません。地球上のどのような場所でも、誰とでも、一緒にビジネス を行うことができる人財。これをグローバルな人財と位置付けております。そのために、皆さんには3つのことをお 願いしたいと思います。 1つ目は「文化・価値観の違いを感じ、その背景を理解し尊重すること」です。ある国・エリアでの文化・価値観 がどこでも通用するかと言えば、そのようなことはないわけですから、先ずは文化・価値観の違いを感じ、その上で、 なぜその人たちはそう考えるのか理解しようとすることが大切であり、相手を尊重、尊敬することが大切です。 2つ目は「物事を論理的に捉え、組み立て、きちんと相手に説明すること」です。例えば、日本人だけの「当たり 前」がどこでも通用するわけではありません。文化・価値観が異なるところにおいては、きちんと論理的に説明して、 相手に納得して頂くことが大切になってきます。 3つ目は「摩擦を恐れずに発言し、粘り強くコミュニケーションを図ること」です。日本人を例にすれば、とかく摩 擦を恐れがちで、言いたいことを言わないということがよくあります。これでは相手に納得してもらうことはできませ ん。論理的に説明することとともに、相手に納得してもらい動いてもらうためには、摩擦を恐れず、粘り強くコミュニ ケーションを図ることが重要になってきます。

■まとめ

私たちの目標は、世界で戦い、勝てるグローバルメジャープレイヤーになることです。当社グループは、30 の国 と地域で事業を展開しており、各企業体が特徴ある物流サービス、ビジネスモデルを持っています。これらを組み 合わせ、新たな価値(バリュー)、そして新たなビジネスモデルを創造することで世界に挑みます。それこそが、事 業指針である『協創で世界に挑む』ということです。 全世界の従業員の力を結集することで、新しいビジネスモデルを必ず創出できると確信しております。それに は皆さんの力が必要です。大いに期待しています。すべての力を1つにして、皆で挑戦していきましょう。

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