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京セラ/機械工具事業強化で米ソリッド工具メーカーを子会社化

SCM・製造拠点 2023.06.17

機械工具事業のさらなる強化をはかる

米国ソリッド工具メーカーを子会社化

トータルソリューション提供体制を構築

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

京セラ株式会社(社長:山口 悟郎、以下:京セラ)は、米国のソリッド工具製造販売会社であるSGS Tool Company(社長:Thomas Haag、本社:米国オハイオ州)およびそのグループ会社(以下:SGS Tool)の全株式を取得する株式譲渡契約をこのたび締結しましたのでお知らせいたします。 本契約締結により、SGS Toolを子会社化し、5月2日にKYOCERA SGS Precision Tools, Inc.として事業を開始する予定です。
SGS Toolが京セラグループに加わることにより、北米地域における機械工具事業の売上を2018年度に現在の約2.5倍に拡大することを目指します。

■ 背景 · 経緯
切削工具は、自動車、航空、エネルギー、産業機械、医療など、さまざまな製品の金属加工などに用いられており、刃先交換型工具と、刃先一体型のソリッド工具があります。市場からは、総合工具メーカーとして、荒加工から仕上げ加工まで、トータルにソリューションを提供できる体制構築が求められています。
現在、京セラグループは、刃先交換型工具を主力として、グローバルに事業展開しています。一方、SGS Toolは、自動車、航空、エネルギー、医療などの市場に強みを持ち、米国および英国を中心に事業を展開するソリッド工具の製造販売会社です。
SGS Toolを京セラグループに迎えることで、トータルソリューションを提供できる体制を構築し、価値ある総合工具メーカーとして、グローバルに事業を強化してまいります。

■ 目的
(1)付加価値の高いソリューションの提供
ソリッド工具の製品ラインナップを拡充し、トータルに対応できる体制を構築することにより、お客様に対して、より付加価値の高いソリューションを提供していきます。

(2)北米地域での事業強化
新たな製造 · 販売拠点を加えることで、北米地域での事業強化をはかります。

(3)両社のノウハウを活かした製品 · 技術開発
両社が独自で開発した形状やコーティング技術を相互に活用することで、製品・技術開発における競争力を高め、より多様化する市場ニーズへの対応をはかります。

■ SGSグループの概要

社名 SGS Tool Company
代表者 Thomas Haag
設立 1951年
所在地 米国オハイオ州マンローフォールズ市
事業内容 ソリッド工具の製造販売
従業員数 335名(2016年2月末現在)

■ SGS Toolの主要製品

写真:エンドミル
エンドミル
写真:ドリル
ドリル
写真:医療用工具
医療用工具
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