物流ニュース

ブラジルにおける感熱紙生産設備増強のお知らせ

　王子ホールディングス株式会社の１００％子会社である王子イメージングメディア株式会社は、感熱紙・ノーカーボン紙の生産を行っている王子パペイス　エスペシアイス社（ブラジル　サンパウロ州　ピラシカバ市）において、感熱紙生産設備の増強を行うことを決定いたしましたので、以下の通りお知らせいたします。

■設備増強の目的と概要
　王子グループは、機能材事業の一層の拡大を目指しており、感熱紙事業はその柱の一つと位置づけております。ブラジル経済は、不況が続いておりますが、感熱紙の需要は堅調な成長を続けております。需要増の背景とし、感熱紙の主用途であるPOSシステムや物流システムの普及拡大があり、今後もブラジル国内はもとより南米全体でさらなる需要拡大が見込まれます。
　現在、王子パペイス　エスペシアイス社は感熱紙を生産設備２台で生産しておりますが、既存設備の能力では、今後予想される南米地域での需要増加に対応することが困難であることから、同社の既存生産設備を約１０％増強し、感熱紙増産および安定供給体制の整備をはかることといたしました。上記増強投資の完成時期は２０１７年７月を予定しており、設備投資額は約１０億円となります。