国土交通省/メコン地域における初の陸上ハブ・アンド・スポーク物流システム導入に向けた実証事業を実施 グリーン物流(環境) 2023.06.17 ラオス・サバナケットを中心とした共同集荷・共同輸送システムの導入に向けて~メコン地域における初の陸上ハブ・アンド・スポーク物流システム導入に向けた実証事業を実施~(平成27年度物流パイロット事業) 平成28年3月4日 ・国土交通省物流審議官部門では、我が国の質の高い物流システムを、官民一体となり戦略的にアジアに展開するため、「物流パイロット事業」を実施しています。・今般、平成27年度物流パイロット事業として、「メコン地域における陸上ハブ・アンド・スポーク物流システム導入に向けた実証事業」を実施します(平成26年10月19日報道発表済)。・本事業に係るトライアル輸送の実施予定日が、平成28年3月8日(火)から3月14日(月)の間と決まりましたのでお知らせします。・なお、本事業は、ラオス・サバナケットを中心とした、陸上物流では初となる、ハブ・アンド・スポーク方式による共同集荷・共同輸送システムの 導入に向けた実証事業です。 1.実証事業の背景と概要 現在、メコン地域においては、「タイ+1」の動きとして、タイ・ベトナム周辺国が部品供給地として進展し、メコン地域内において生産分業ネットワークが形成されつつあります。 また、同地域は、経済成長に伴う生活水準の底上げと中間所得者層の拡大が期待されており、高付加価値の貨物や小型貨物への需要の増加があわせて期待されています。 こうした中、今後、メコン地域内において陸送物流ネットワークを構築する場合、主要都市間を1社で1台を傭車し輸送するこれまでのような方法をメコン地域全域に広げていくことは、非効率と考えられます。このため、ハブ・アンド・スポーク方式を導入し、複数荷主の貨物を集荷・仕分けし、混載した上で、複数の物流事業者により各都市に向けて輸送することが効率的となります。 そこで、国土交通省物流審議官部門では、メコン地域の陸上物流では初となるハブ・アンド・スポーク方式による共同集荷・共同輸送システムの導入に向けたパイロット事業を実施します。この事業の実施を通じ、オペレーション上の課題や効果を検証するとともに、同システムの導入に必要な各種制度・手続きの課題等を調査します。 トライアル輸送予定ルート 2.トライアル輸送の実施スケジュール(予定) 3月 8日(火) バンコク、ハノイより出荷 3月 9日(水) ビエンチャンより出荷 3月10日(木) ・上記三都市からの貨物をサバナケットに集約・通関・仕分け後、上記三都市へ出荷 3月11日(金) ビエンチャン向け納品 3月12日(土) バンコク、ハノイ着 3月14日(月) バンコク、ハノイ向け納品 詳細は、別添資料をご覧下さい。 添付資料 報道発表資料(1)(PDF形式) 報道発表資料(2)(PDF形式)