国土交通省/インドネシアにおけるRORO船を活用した海上物流システム近代化に係る実証事業を実施 物流全般 2023.06.17 インドネシアにおける効率的な海上物流ネットワークの構築に向けて~インドネシアにおけるRORO船を活用した海上物流システム近代化に係る実証事業を実施~(平成27年度物流パイロット事業) 平成28年3月4日 ・国土交通省物流審議官部門では、我が国の質の高い物流システムを、官民一体となり戦略的にアジア展開するため、「物流パイロット事業」を実施しています。・今般、平成27年度物流パイロット事業として、標記実証事業を実施します。本事業は、世界最大の島嶼国であるインドネシアにおいて、効率的な海上物流網の構築のため、ジャワ島とカリマンタン島間の国内航路において、RORO船(※)を活用した海陸一貫輸送について実証事業を実施するものです。・本事業に係るトライアル輸送を、平成28年3月10日(木)から3月17日(木)の間で実施する予定です。(※)RORO船: ROLL-ON/ROLL-OFF船の略で、貨物をトラックやトレーラに積載したまま、岸壁から船舶に 積み込み、又は船舶から岸壁に積み卸す荷役が可能な船舶 1.実証事業の背景と概要 インドネシアは、1万7千を超える島々から成る世界最大の島嶼国であり、同国における海上物流は、今後の持続的な経済発展の基盤の一つです。 しかしながら、島嶼間の物流インフラが不十分であることが一因で、地域経済格差が拡大傾向にあり、インドネシアGDPに占めるジャワ島の比率は年々上昇している一方、その他の島は減少傾向にあります。 これに対して、ジョコ政権は「海洋国家構想」を発表し、海上インフラの優先的構築、海洋ルートにおける連結性向上を強化することにより、ジャワ島と各島間における地域格差の是正を図ることとしており、今後、国内主要港湾を結ぶ効率的な海上物流ネットワークを構築することとしています。 これを踏まえ、国土交通省物流審議官部門では、ジャワ島(ジャカルタ)とカリマンタン島(バリクパパン)間の国内航路において、これまで同国の海上物流において普及していないRORO船を活用した効率的な海陸一貫輸送システム構築の実現に向けたパイロット事業を実施します。この事業の実施を通じ、同国における海上物流の現状及び需要・市場を把握するとともに、オペレーション上や制度上の課題等を検証します。2.トライアル輸送の実施スケジュール(予定) 3月10日(木) ジャカルタにおいて貨物積み込み、出発 3月15日(火) カリマンタン島バリクパパン着、積み卸ろし 3月16日(水)~17日(木) カリマンタン島内で陸送にて納品 詳細は、別添資料をご覧下さい。 添付資料 報道発表資料【1】(PDF形式) 報道発表資料【2】(PDF形式)