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フルキャストホールディングス/倉庫、製造、運輸、飲食 の人材需要が拡大(10~12月)

物流不動産・施設 2023.06.17

短期人材動向 クォータリーレポート Vol.1

2015 年 10~12 月 年末商戦、忘年会で、

倉庫、製造、運輸、飲食 の人材需要が拡大

人材総合サービスの株式会社フルキャストホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO: 坂巻一樹、以下「フルキャスト」)は、2016 年より、当社が扱う短期の求人案件に基づく人材動向をまとめ、クォ ータリーレポートとして配信いたします。第 1 号となる今回は、2015 年 10~12 月の動向を中心にお知らせいた します。 ※「短期人材」…雇用期間が 30 日以内の仕事に就く人材。フルキャストでは、登録スタッフをクライアントの直接雇用によるアルバイト として紹介する「短期人材紹介」を行っています。 ※本レポートは、当社が人材を紹介し、実際に稼働した人数とその際の時給をもとにまとめています。 【2015 年 10~12 月の動向】 短期人材の稼働者数は、年末商戦や忘年会などの影響で、この期間に「倉庫」「製造」「運輸」「飲食」の 4 業種の人材需要が高まりました。各業種の平均時給も上昇し、年間を通して 12 月が最も高くなりましたが、全 業種平均の 1,051 円を上回ったのは 4 業種のうち「運輸」のみ(1,087 円/103%)でした。

■倉庫

年間を通じて需要の高い「倉庫」の稼働者数は、8 月から上昇を続け 10 月~11 月に一旦横ばいとなったも のの、12 月に再び大きく上昇し、14 万人を超える高い数値となりました。クリスマスや正月などの年末商戦の 他、正月前の買い置き、買い替え(新調)需要により、多くの短期人材が投入されました。平均時給も、10 月~ 12 月にかけて上昇し、12 月に年間を通じたピーク(995 円)となりました。

■製造

年間を通じて需要の高い「製造」の稼働者数は、年末に向けた前倒し案件(焼き菓子など、お歳暮や贈答 品用の製造)や前倒し採用(人手不足を懸念し早めに採用を始めること)が影響し、年末前の 10 月がピークと なりました。平均時給は、10 月から徐々に上昇し、12 月が年間を通じて最も高い金額(1,000 円)となりました。

■運輸

年間を通じてあまり大きな変化のない「運輸」の稼働者数は、12 月にやや上昇。ピークの 3 月に比べるとわ ずかに少ないものの、需要の高さがわかりました。平均時給は 10 月と 12 月に大きな上昇がみられ、12 月は 4 業種中最も高い金額(1,087 円)となりました。

■飲食

年間を通じてあまり大きな変化のない「飲食」の稼働者数は、クリスマスや忘年会シーズンとなるこの時期は 上昇がみられ、例年繁盛期となる 12 月にピークを迎えました。平均時給は、12 月に急上昇し、「倉庫」や「製 造」を超え 1,020 円に達しました。 【次クォーター(2016 年 1~3 月)予想】 2015 年 1 月~3 月の稼働者数をみると、「倉庫」「製造」「コールセンター」「運輸」「小売・販売」「引越・移転」 「飲食」と、図(2 頁目)にある全ての業種が 3 月に上昇しています。この時期は、入学、入社、人事異動などを 控え、様々な需要が発生します。「コールセンター」でも、塾や自宅学習教材の勧誘など新入学に関わる案件 の影響によりピークが訪れています。平均時給は、「引越・移転」「運輸」が大幅な上昇を見せ、他業種を上回 っています。 2016 年の動向も同じ傾向となることが予想されますが、「倉庫」の稼働者数は 2015 年後半に非常に大きな 伸びを見せており、それが今年に入りどのように変動するか、また訪日観光客のインバウンド需要の高まり(特 に 2 月の春節など)が何らかの影響を及ぼすかなど、例年とは異なる動きが出る可能性もあります。

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