・GLP JDV II「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャーII」：「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャーI」の成功により、20億米ドル（約2,300億円）の第2号の合弁事業を設立
・より高い柔軟性を持たせた投資戦略の強化により、魅力的なリターンを創出

 

先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド （以下、「GLP」）と世界有数の退職年金基金の一つであるCanadian Pension Plan Investment Board （以下、「CPPIB」）は、エクイティー総額1,000億円（8億7,300万米ドル[1]）の50%対50%の合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャーII」（以下、「GLP JDV II」）の設立を本日発表しました。GLP JDV IIは、今後3年間で20億米ドル（約2,300億円）の規模に到達すると想定しています。投資戦略においては、GLP J-REITへの資産の売却など、高い柔軟性と魅力的なリターンを創出します。GLP JDV IIは、2016年に最初の投資開発案件を着工する予定です。

 

GLPの最高経営責任者であるミン・メイは「日本の先進的物流施設への需要は引き続き旺盛で、再びCPPIBとパートナーを組む機会を得て大変嬉しく思います。GLP JDV I を4年以上前に設立して以降、物流不動産マーケットは進化し、長期的な資本をここで投入するには良い機会と考えました」と述べています。

 

また、CPPIBのアジアのマネージング・ディレクターでリアル・エステート・インベストメント部門のヘッドであるジミー・ホウア氏は「日本の物流不動産マーケットの堅調なファンダメンタルとGLPの持つ魅力的な開発パイプラインにより、GLP JDV IIはCPPIBのような長期的投資家にとって有力な投資機会を提供します。我々は引き続き日本市場への投資にコミットしており、我々の重要なグローバル不動産パートナーの一つであるGLPとの戦略的関係を維持することは大変喜ばしいことです」と語っています。

 

GLPとCPPIBは2011年9月に日本市場での開発に特化した初めての合弁事業であるGLP JDV Iを設立し、その後、2度の増資を経て規模を拡大しました。GLP JDV IIはそれに続く第2号の合弁事業です。GLP JDV Iはこれまでに24億米ドル2（約2,800億円）の開発プロジェクトに投資し、投資枠の92%に達しています。

 

GLPとCPPIBは日本市場において先進的物流施設の供給が未だ限定的であることと、サプライチェーンの近代化が進行していることから今後も底堅い施設需要が継続すると考えています。

 

GLP JDV IIは、首都圏に開発する総延床面積319,000㎡の大規模な物流施設集積型プロジェクトであるGLP流山に投資する予定です。GLP流山は日本におけるGLP最大の開発案件であり、幾つかのフェーズで開発を進め、総投資額は590億円（5億1,500万米ドル）の予定です。

 

GLP JDV IIの設立にあたって、M3キャピタル・パートナーズ（HK）リミテッドがGLPの専任のファイナンシャル・アドバイザーを務めました。

 

本資料は、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド（シンガポール）が2月17日（現地時間）に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。http://www.glprop.com/press-releases/(link is external)をご参照ください。

 

以上

グローバル・ロジスティック・プロパティーズについて（http://www.glprop.com/(link is external)）

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド (GLP) は先進的物流施設のグローバルリーディングプロバイダーです。GLPグループは、中国、日本、ブラジル、米国で国内消費を支える5,000万㎡（5億3,800万平方フィート）規模の物流施設ポートフォリオを運営しています。GLPの4,000社もの顧客には世界の主要な製造、小売り、3PL会社などを含みます。ファンド運用ビジネスは、GLPの重要な成長の柱であり、持続的な長期的成長のための潤沢な資本を提供すると同時にGLPの投下資本のリターンを強化しています。2015年12月31日時点のGLPの総資産は340億米ドルです。

なお、GLPはシンガポール証券取引所のメインボードに上場しています(株式コード: MC0.SI;Reuters ticker: GLPL.SI; Bloomberg ticker: GLP SP)。

 

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社について（http://www.glprop.co.jp/）

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社は、2009年3月に設立されたGLPの日本法人です。日本の主要な物流拠点を網羅する都市で、97物件・総延床面積約460万平方メートルの物流施設を運営しており（2015年12月31日現在）、都市の生活や経済活動を支える重要なインフラとしての、高機能かつ環境にも配慮した物流施設を提供しています。

 

カナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボードについて（www.cppib.com(link is external)）

  カナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード（CPPIB）はカナダ公的年金の運用機関であり、カナダの1,900万人の拠出者および受益者のため、CPPの当座の給付金支払いに必要とされない資金を投資しています。CPPIBは、カナダ公的年金の資産を基にバランスのとれたポートフォリオを構築するために、公開株式、未公開株式、不動産、社会資本、確定利付債に投資しています。トロントに本部を置き、香港、ロンドン、ルクセンブルク、ムンバイ、ニューヨークおよびサンパウロにオフィスを構えるCPPIB は、CPP から独立した組織であるとともに、政府からも独立した組織として運営されています。2015年12月31日時点で、CPP 基金の総額は2,826億カナダドルとなっています。