東邦チタニウム/新工場建設によるニッケル粉の生産能力を増強 SCM・製造拠点 2023.06.17 新工場建設によるニッケル粉の生産能力の増強について 当社は、本日開催の取締役会におきまして、下記のとおりニッケル粉新工場の建設実行を決定 いたしましたので、お知らせいたします。 記 1.新工場の概要 生産能力 30t/月 *茅ヶ崎の現工場では 60t/月の生産能力を有しており、これを合 わせた生産能力は 90t/月となります。 操業計画 平成 29 年 12 月 完工 平成 30 年 2 月 営業運転開始 投資額 約 32 億円 立地 当社若松工場(福岡県北九州市若松区)内 2.新工場建設に至った背景 (1)ニッケル粉は、積層セラミックコンデンサ(MLCC:Multi Layer Ceramic Capacitors) の内部電極として使用されます。MLCC は電気・電子製品等における「電源供給の補助・ 安定化」「雑音の抑制」等の役割を果たし、スマートフォン、タブレット、PC 等の電子機 器の他、各種自動車電装部品に搭載されております。 (2)今後、スマートフォン販売台数の伸びは緩やかになると見込まれる一方、高機能化の進展 とともに一台当たりの MLCC 搭載個数増加が確実視されております。また IoT 社会の進 展、自動車の電装化等使用用途の拡大も見込まれ、市場は今後も安定的に成長していくも のと想定しております。 (3)当社におきましては、これまで MLCC の堅調な需要に支えられ、ニッケル粉は順調に販 売を伸ばしてきております。今後も更なる需要の拡大が見込まれる中、供給能力体制の強 化、BCP 対応を含めた生産拠点の複数化を進めることとし、今般、新工場を若松工場内 に建設することといたしました。