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エスライン/経常利益は前年比38・5%増(平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

           売上高   営業利益  経常利益  当期純利益

28年3月期第3四半期 33,732 1.7  1,230 47.8  1,294 38.5  866 △12.1

27年3月期第3四半期 33,168 3.5  832 33.5   934 32.3   986 113.2

(注)包括利益 28年3月期第3四半期 1,085百万円 (28.9%) 27年3月期第3四半期 841百万円 (31.3%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、円安や原油安等の恩恵もあり、企業業績が概ね順調に改善し たことにより、雇用や所得環境にも改善が見られる等、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしなが ら、個人消費においては、節約志向の影響からか未だ力強さに欠ける状態が続いております。また、中国を始めと する新興国経済の減速懸念や、国際情勢の不安定さが増すなかで、海外景気の下振れリスクが懸念される等、景気 は依然として不透明な状況で推移いたしました。 当社グループの主要な事業であります物流関連業界におきましては、軽油価格の下落による収益改善はみられる ものの、個人消費の停滞感や、円安による物価の上昇等もあり国内の輸送貨物量が伸び悩んでいることや、労働力 不足や長時間労働に対する行政の指導が厳しくなったことにより、人件費や傭車費・外部委託費等のコストが上昇 する等、物流企業を取り巻く経営環境は引き続き厳しい状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループは、「地域に密着した企業活動で社会に貢献する。お客様に満足していた だける物流をご提供する。」の経営理念を基本に、グループ各社が持てるネットワークとエリアごとの物流機能を 結集した総合力を活かして、業績確保と企業価値の向上に取り組んでまいりました。 この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益337億32百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益12億 30百万円(前年同期比47.8%増)、経常利益12億94百万円(前年同期比38.5%増)、親会社株主に帰属する四半期 純利益8億66百万円(前年同期比12.1%減)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 [物流関連事業] 物流関連事業の主な事業収益は、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、情報処理サービス業、損害保 険代理業等であります。 貨物自動車運送事業のうち、当社グループの主力であります特別積合せ部門では、消費者マインドの低下に加え て、昨年の暖冬による影響で、冬物衣料やタイヤ等の冬用商品の販売不振により輸送貨物量が減少し、売上の増加 が見込めない状況が続いております。このような状況下で、当社グループとしては、既存のお客様に対して出荷貨 物の増量要請や、適正運賃収受に向けた料金交渉や、新規荷主開拓の営業活動等を積極的に行うことにより、輸送 貨物量の確保と増収に努めてまいりました。家電・家具配送部門では、依然として白物家電の販売量が低迷してい ることや、お客様の物流体制の変更による影響等から、取扱い物量は減少傾向で推移いたしました。この物量減を 補うために、家具等の大型商品の宅配や引っ越し等の「ツーマン配送」の配送エリアを拡大する等、収益確保に努 めてまいりました。 物流サービス部門においては、先期に新築した㈱エスラインギフの名古屋第1・第2センターおよび㈱スリーエ ス物流の本社第1センターが、順調に稼働してまいりました。今後は、物流加工業務での精度アップと、時間短縮 を目指した改善活動を進めてまいります。また、中部地区では、以前から納品物流を行っていた衣料品量販店向け の寝装具ベンダー様との新たな取引を開始する等、指定物流業者としての優位性を活かした物流サービスを提供す ることにより業績確保に努めてまいりました。これからも、当社グループの保管施設や物流加工施設および輸配送 ネットワークとの連携強化を図りながら、お客様の物流ニーズに的確にお応えできる総合物流サービスの提案営業 活動を積極的に進めてまいります。 この結果、物流関連事業の営業収益は330億91百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益(営業利益)は14 億18百万円(前年同期比21.6%増)となりました。 [不動産関連事業] 不動産関連事業におきましては、当社グループ各社にて保有している不動産の有効活用を図るために、外部への 賃貸事業を営んでまいりました。 この結果、不動産関連事業の営業収益は3億59百万円(前年同期比19.7%増)、セグメント利益(営業利益)は 1億87百万円(前年同期比21.1%増)となりました。 [その他] 主に、旅客自動車運送事業を営んでおります。岐阜市内の高校や近隣の大学の通学バスおよびクラブ・サークル 活動等の貸切バス、冠婚葬祭時の送迎バス、さらには競輪場のファンバス等、地元に密着した運行業務に取り組ん でまいりました。また、新築した物流センターの屋上に太陽光パネルを設置し、発電した電力の売電事業も営んで まいりました。現在は、㈱エスラインギフの名古屋第1・第2センターおよび㈱スリーエス物流の本社第1センタ ーで発電を行っております。 この結果、その他の営業収益は2億81百万円(前年同期比13.7%増)、セグメント利益(営業利益)は68百万円 (前年同期比53.9%増)となりました。

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