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内外トランスライン/経常利益は前年比29・9%増(平成27年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成27年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

      売上高    営業利益   経常利益  当期純利益

27年12月期 22,657 12.8  1,578 37.8  1,568 29.9  1,005 365.1

26年12月期 20,094 19.6  1,145 0.3   1,207 0.3   216 △70.4

(注) 包括利益 27年12月期 832百万円( 57.2%) 26年12月期 529百万円( △53.7%)

(略)

① 当連結会計年度の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、年初来、好調な企業業績とこれに伴う個人消費の回復等により堅調に 推移しましたが、年後半に至り、中国はじめ新興国経済の減速が明らかになるとともに極めて先行き不透明な状 況に陥りました。 また、当社業績への影響が大きいわが国の貿易実績に関しても、当連結会計年度下期においては、当社グルー プの主力地域である中国、アジア向け輸出は前年を下回って推移しており(貿易統計)、当社業績にも少なからぬ 影響を及ぼしております。 このような環境の下、当社グループは、平成26年1月より平成28年12月までの新中期経営計画を策定しており、 その中間年となる当連結会計年度において、目標とする国際総合フレイトフォワーダーへの変革をめざし積極的 に諸施策を実行いたしました。 平成27年6月には、韓国企業との合弁により倉庫事業を中心とする内外銀山ロジスティクス株式会社(以下内 外銀山)を韓国釜山新港に設立し、同12月には倉庫建設に着手、平成28年10月からの事業開始に向け準備を進め ております。 また、海外事業の拡大と効率化をめざし、平成27年11月、中国広東省深圳に新たに内外特浪速国際貨運代理 (深圳)有限公司(以下NTL-深圳)を設立いたしました。NTL-深圳は、今後のASEAN諸国との接点となる華南地域 の機能強化を図り、香港を核とした営業力の増強を狙いとし、平成28年1月より営業を開始しております。 このように、当社グループは、国際総合フレイトフォワーダーへ向け着実に前進しておりますが、内外銀山、 NTL-深圳両社とも連結業績への寄与は平成28年度以降となります。 結果、単体においては当社主軸商品、輸出混載輸送売上高が前連結会計年度に引き続き微増となったのに加え、 輸出フルコンテナ売上や航空輸送売上等の伸長が加わり売上高は7.4%増となりましたが、営業利益においては売 上原価及び販管費の増加により7.7%減少いたしました。 一方、グループ会社においては、国内子会社の躍進や海外子会社各社の堅調な業績により売上高、営業利益と も前連結会計年度実績を大きく上回りました。 以上により、当連結会計年度の連結売上高は22,657百万円(前連結会計年度比12.8%増)と大幅増収となりまし た。また、収益面におきましても、前連結会計年度において特別損失に計上したインド現地法人にかかるのれん償 却額等の影響が無くなり、営業利益は1,578百万円(同37.8%増)、経常利益は1,568百万円(同29.9%増)、当期純 利益は1,005百万円(同365.1%増)と大きく利益を回復いたしました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

(日 本)

日本における国際貨物輸送事業につきましては、輸出混載輸送を主力としております。単体輸出混載貨物の 売上数量は対前年比0.5%増、売上高においては1.5%増といずれもわずかながら増加しましたが、売上単価の 低下、仕入コストの上昇等により、売上総利益は対前年比4.2%の減少となりました。 一方で、単体輸出フルコンテナ売上高の伸張や、株式会社ユーシーアイエアフレイトジャパンの輸出航空輸 送売上の大幅な増加及びフライングフィッシュ株式会社の収益改善により、日本における売上高は15,346百万 円(前連結会計年度比7.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は849百万円(同0.5%増)と増収増益と なりました。

(海 外)

当社グループはアジア地域に9社及び米国に1社、計10社の現地法人を有しており、これらの現地法人では 日本からの貨物の取扱が主な売上高となります。また、うち2社は当連結会計年度中に設立しており、実質的 な事業開始は次期以降となります。中国の経済減速、アジア新興諸国の成長鈍化が続く中、当社グループにお けるアジア地域を中心とする海外売上は、各現地法人の営業努力の結果おおむね順調に推移し、売上高は7,311 百万円(前連結会計年度比26.0%増)となり、セグメント利益(営業利益)は753百万円(同117.8%増)と大 きな成長を示しました。

 ② 次期の見通し セグメントごとの当社グループの次期の見通しについては、下記のとおりであります。

(日 本)

単体においては、中国及びアジア経済の低迷の中、主力の輸出混載売上高において引き続き増加を見込んで おり依然、収益の柱となります。また、輸入についても増収を見込み、単体では売上高3.4%増、営業利益3.8 %増の計画としております。 また、国内子会社についても、株式会社ユーシーアイエアフレイトジャパンの航空輸送やフライングフィッ シュ株式会社の複合一貫輸送を中心とした事業は引き続き堅調に推移し収益に貢献するものと見込んでおりま す。

(海 外)

海外においては、新規設立のNTL-深圳が期初から事業を開始し、NTL-上海を初めとする既存海外子会社も増 収増益を目指しますが、内外銀山の事業開始が第4四半期となること、また、開業費等の負担が大きいこと等 により増収減益となる見込みであります。 結果、次期の当社グループの業績につきましては、連結売上高23,800百万円(前年同期比5.0%増)、連結営 業利益1,660百万円(前年同期比5.2%増)、連結経常利益1,680百万円(前年同期比7.1%増)、連結当期純利益 1,110百万円(前年同期比10.3%増)を見込んでおります。

(略)

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