名鉄運輸/経常利益は前年比50・4%増(平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 28年3月期第3四半期 69,018 0.4 3,298 50.2 3,388 50.4 2,096 45.7 27年3月期第3四半期 68,768 △1.7 2,195 △6.2 2,252 △3.0 1,439 5.1 (注) 包括利益 28年3月期第3四半期 2,342 百万円 (19.8%) 27年3月期第3四半期 1,955百万円 (18.6%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、所得の伸び悩みや天候不順などによる個人消費の低迷や、中 国など新興国経済の減速に伴い輸出が頭打ちになるなど、回復傾向が弱く、消費・輸出の軟調さを背景に生産も低 調な動きが続き、国内景気は足踏み状態が続いておりました。 物流業界におきましても、消費増税後の反動減が一巡し、国内貨物取扱量は緩やかな改善傾向にありますが、個 人消費の低迷などにより前年同期の水準を下回っております。原油安による燃料価格の低位安定が業績の向上に寄 与するものの、慢性的なドライバー不足による人件費の上昇、法令遵守強化に対応するための安全対策・環境対策 へのコスト負担増大など構造的な高コスト化が継続し、厳しい経営環境となりました。 こうした経済環境の中、当社グループでは、新中期経営計画の経営方針の中核として位置付ける混載事業の収益 性向上を図るため、引き続き輸配送コストに応じた適正運賃収受の交渉を行いました。また、グループ一体となっ た営業活動による新規荷主の獲得や、委託先を外部からグループ内に切替えるなど、グループ全体として経営効率 が高まるよう努めました。 以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上高は、前年同期比0.4%増の69,018百万円と なりました。営業利益は前年同期比50.2%増の3,298百万円、経常利益は前年同期比50.4%増の3,388百万円、親会 社株主に帰属する四半期純利益については前年同期比45.7%増の2,096百万円となりました。 当第3四半期連結累計期間におけるセグメントの業績は次のとおりであります。 (貨物自動車運送事業) 貨物自動車運送事業では、貨物取扱量は前年を僅かに下回りましたが、継続して行った適正運賃収受の交渉に加 え積極的な提案営業により新規荷主を獲得し事業拡大を図るなど、売上高は前年同期比0.9%増の61,658百万円とな りました。売上総利益は、原油安による燃料費の減少もあり、前年同期比34.1%増の5,499百万円となりました。 (航空利用運送事業) 航空利用運送事業では、関東地区において新規の案件や既存顧客のチャーター案件に取り組み増収でしたが、関 西地区の発送件数減少による落ち込みをカバーしきれず、売上高は前年同期比2.6%減の5,551百万円となりました。 売上総利益は、新しい業務・輸送管理システムの導入や営業所の閉鎖移転による費用の増加もあり、前年同期比4.8 %減の433百万円となりました。 (流通事業) 流通事業では、主要顧客の個人消費関連貨物の出荷増や取扱い販路の拡張などあったものの、支店の統廃合や一 部子会社の解散により、売上高は前年同期比5.2%減の2,988百万円となりました。売上総利益は、作業効率の向上 による人件費の減少により、前年同期比36.8%増の390百万円となりました。 (その他) その他の事業では、子会社の遊休施設を賃貸するなど有効活用に努めた結果、売上高は前年同期比0.6%増の127 百万円となりました。売上総利益は、老朽化施設の修繕費用増加により、前年同期比6.2%減の91百万円となりまし た。 (略)