クオリカプス/ブラジルのカプセルメーカーの株式を取得 SCM・製造拠点 2023.06.17 ブラジルのカプセルメーカーGenix Industria Farmaceutica Ltdaの株式取得について 株式会社生命科学インスティテュート(本社:東京都千代田区、社長:木曽誠一、以下「LSII」)グループのクオリカプス株式会社(本社:奈良県大和郡山市、社長:伊達洋二、以下「クオリカプス」)は、ブラジルの医薬品・健康食品用カプセルメーカーGenix Industria Farmaceutica Ltda.(所在地:ブラジル国ゴイアス州、CEO:Julio Tanaka、以下「Genix」)の全株式を取得し、同社を連結子会社といたしましたのでお知らせします。 クオリカプスは、株式会社三菱ケミカルホールディングス(本社:東京都千代田区、社長:越智仁)傘下でヘルスケア事業を行うLSIIの子会社で、1965年の設立以来、医薬品・健康食品用カプセル及び製剤関連機械の製造・販売を日米欧の3拠点を軸にグローバルに展開しています。同社は、高品質・高機能のハードカプセルの提供とともに、長年培ったカプセル製造技術のノウハウを活用した製剤関連機械の設計・開発、製作・据付け、技術サービスの提供を含むトータルなアプローチでカプセル市場において確固たる地位を築いています。 Genix社は2002年に設立され、現在、ブラジルに拠点を有する多数の大手製薬メーカーや健康食品メーカーにハードゼラチンカプセルを供給しており、ブラジルのハードカプセル市場において5割以上のシェアを持つトップメーカーです。クオリカプスとは、カプセル製造工程において、従来からその100%子会社である製剤機器メーカーTechnophar社のハードカプセル製造装置、及び、技術を活用してきた経緯があります。 Genix社を通じて、クオリカプスはブラジルに製造拠点を有する唯一の主要カプセルメーカーとなり、2014年で720億米ドル(IMS Health調べ)の規模があり、2019年まで年間平均5~8%の成長が見込まれる中南米医薬品市場への製造・販売拠点を獲得します。また、ブラジルの医薬品市場は、米州においては米国、カナダに次いで3番目、世界でも7番目の規模があります。 今後、クオリカプスグループは、既に展開する日本、欧州、米国に加え、中南米地域においても顧客とのパートナー関係を維持・発展させ、積極的に事業展開してまいります。 【Genix社の概要】 社名:Genix Industria Farmaceutica Ltda. 本社所在地:ブラジル国ゴイアス州アナポリス 代表者:CEOJulio Tanaka 設立:2002年 資本金:49.5百万レアル 従業員数:322名(2015年7月現在) 事業内容:ハードゼラチンカプセルの製造 【クオリカプス社の概要】 社名:クオリカプス株式会社 本社所在地:奈良県大和郡山市池沢町321番地の5 代表者:代表取締役社長伊達洋二 設立:1965年 資本金:28億円 従業員数:1072名(連結、2014年12月現在) 事業内容:医薬品、健康食品用ハードカプセル及び製剤関連機械の製造・販売