大東港運/経常利益は前年比1・2%増(平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 28年3月期第3四半期 14,907 0.7 648 3.8 646 1.2 456 12.9 27年3月期第3四半期 14,802 2.7 624 △3.7 638 △1.8 404 3.7 (注) 包括利益 28年3月期第3四半期 457百万円( 0.6%) 27年3月期第3四半期 455百万円( △26.4%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)におけるわが国経済は、政府による経済政策 や日銀の金融政策等を背景に企業収益や雇用および所得環境などの改善が見られたものの、中国経済の減速感の強 まりや原油価格の下落など、先行き不透明感がみられました。 海外経済においては、米国では雇用環境や個人消費が堅調に推移し、緩やかな回復基調となりました。一方、欧 州では大量の難民流入やテロの脅威などがあったことから経済は低迷。アジアでは中国をはじめとする新興国経済 の景気減速が顕在化しました。 かかる環境下、当第3四半期連結累計期間における物流業界におきましては、アメリカからの輸入は弱含み、欧 州からの輸入はおおむね横ばい、アジアからの輸入は弱含みとなりました。輸出に関してはおおむね横ばいで推移 しました。 その中で当社取扱いの大きな部分を占める食品の輸入は、畜産物が微減、水産物、果実・野菜等についても減少 となりました。 また、鋼材の国内物流取扱いにおいては厳しい状況で推移しました。 このような状況の中、当社グループは「『ありがとう』にありがとう」のコーポレートフィロソフィーの下で、第 5次中期経営計画「新たな成長に向けて」の2年目を迎え、その各施策一つひとつを着実に実行するとともに積極 的な受注活動を展開してまいりました。 その結果、当第3四半期連結累計期間における連結売上高は、前年同期間比0.7%増の149億7百万円となり ました。また連結経常利益は前年同期間比1.2%増の6億46百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前 年同期間比12.9%増の4億56百万円となりました。 セグメント別の営業状況は、次のとおりであります。 [港湾運送事業および港湾付帯事業] 港湾運送事業は、港湾施設使用料収入が減少したため、売上高は前年同期間比1.3%減の72億88百万円と なりました。 陸上運送事業は、コンテナ運送料収入が減少したため、売上高は前年同期間比1.3%減の25億36百万円と なりました。 倉庫業は、保管料収入が増加したため、売上高は前年同期間比10.3%増の32億22百万円となりました。 通関業は、輸入申告料収入が減少したため、売上高は前年同期間比3.5%減の15億96百万円となりました。 この結果、港湾運送事業および港湾付帯事業の売上高は前年同期間比0.8%増の146億44百万円となり、 セグメント利益は前年同期間比1.5%増の12億5百万円となりました。 [その他事業] その他事業は、滅却料収入が減少したため、売上高は前年同期間比3.5%減の2億63百万円となったものの 修繕費及び減価償却費の減少により、セグメント利益は前年同期間比34百万円増益の43百万円となりました。