トナミホールディングス/経常利益は前年比8・2%増(平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 28年3月期第3四半期 92,446 0.1 4,008 11.9 4,216 8.2 2,735 5.3 27年3月期第3四半期 92,371 1.8 3,580 45.5 3,897 47.4 2,597 49.8 (注) 包括利益 28年3月期第3四半期 3,239百万円( 1.0%) 27年3月期第3四半期 3,205百万円( 61.3%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日、以下「当第3四半期」という。)におけるわ が国の経済は、政府による経済政策を背景に、雇用や所得環境の改善が続くなど、景気は緩やかな回復基調で推移 したと見られます。一方、円安などによる物価の上昇や、新興国などの景気後退懸念、個人消費を取り巻く環境及 び消費動向への不安要因などもあり、先行き不透明な状況が継続しております。 物流業界におきましても、生産関連貨物及び建設関連貨物が低迷する中、消費関連貨物の持ち直し機運はみられ るものの、本格的な改善には至らず、ドライバー不足の深刻化に伴う外注費の上昇、業務・資本提携やM&Aなど の生き残りをかけた業界再編の動きも継続し、受注獲得に向けた業者間の競争激化など、厳しい経営環境が続いて おります。 このような中、当社グループは、第20次中期経営計画の成長戦略とする採算性を重視した営業活動の強化・事業 規模の拡大など収益向上策に取組むとともに、リスク管理・コンプライアンスの一層の強化により、高品質経営に 邁進しております。 特に、主力の貨物自動車運送事業及び貨物利用運送事業において、新規顧客拡販・既存顧客深耕による安定的収 益の確保、適正運賃収受施策などに取組み、重点とする3PL(サードパーティ・ロジスティクス)をはじめとす る事業の拡大につとめました。 その結果、当社グループの当第3四半期における経営成績は、営業収益においては92,446百万円と、前年同四半 期に比べ74百万円(0.1%)の微増となりました。 利益面におきましては、下払料の高騰・原材料価格の上昇をはじめとするコストアップ環境の中、繁閑に応じた コスト管理の徹底、運賃・料金単価の改善継続、燃料価格の低下等により、営業利益は4,008百万円と前年同四半期 に比べ427百万円(11.9%)の増益となりました。 また、経常利益は4,216百万円となり、前年同四半期に比べ319百万円(8.2%)の増益となりました。 親会社株主に帰属する四半期純利益は2,735百万円を計上し、前年同四半期に比べ137百万円(5.3%)の増益となり ました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 なお、以下におけるセグメント利益は営業利益ベースの数値であります。 ①物流関連事業 当第3四半期における物流関連事業は、前連結会計年度における消費税増税前の駆け込み需要による反動減の影 響等から、消費財・流通小売関連の取扱量の緩やかな改善が継続しているものの、営業収益は84,698百万円と前年 同四半期に比べ256百万円(0.3%)の減収となりました。 セグメント利益は、引き続き貨物自動車運送事業及び貨物利用運送事業・3PL事業における適正運賃・料金収 受施策の推進や燃料価格の低下等により3,453百万円を計上、前年同四半期に比べ463百万円(15.5%)の増益となりま した。 ②情報処理事業 情報処理事業における営業収益は2,065百万円で、前年同四半期に比べ42百万円(2.0%)の減収となりました。 セグメント利益は202百万円を計上し、前年同四半期に比べ48百万円(31.6%)の増益となりました。 ③販売事業 物品販売ならびに委託売買業、損害保険代理業等の販売事業における営業収益は5,137百万円と、前年同四半期に 比べ350百万円(7.3%)の増収となりましたが、セグメント利益は249百万円で、前年同四半期に比べ35百万円 (12.4%)の減益となりました。 その他では、自動車修理業、ダイレクトメール業等で営業収益543百万円を計上し、前年同四半期に比べ23百万円 (4.5%)の増収となりました。 セグメント利益は92百万円で、前年同四半期に比べ4百万円(4.6%)の増益となりました。 (略)