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川崎近海汽船/売上高は前年比6・8%減、経常利益は前年比32・6%増(平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

           売上高    営業利益   経常利益  当期純利益

28年3月期第3四半期 33,054 △6.8  2,480 40.7  2,440 32.6  1,600 22.8

27年3月期第3四半期 35,461 3.3    1,763 4.0   1,840 9.9  1,302 20.5

(注)包括利益 28年3月期第3四半期 1,534百万円 (△9.6%) 27年3月期第3四半期 1,698百万円 (15.7%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日から平成27年12月31日まで)におけるわが国経済は、政府による 経済政策や日銀の金融緩和を背景に企業収益や雇用環境が改善に向かうなど景気は緩やかな回復基調が続きました が、中国をはじめとする海外経済の減速で先行き不透明な状況で推移しました。 海運業界を取り巻く環境は、原油価格の下落に伴う燃料価格の値下がりや円安などが継続したものの、ドライバ ルク市況の低迷が続く外航海運では厳しい経営環境が続きました。 こうした情勢下、当社の第3四半期連結累計期間は全般的に安定した輸送量を確保しましたが、燃料油価格の下 落とこれに伴った燃料調整金等の減少幅が大きく、売上高は330億54百万円となり前年同期に比べて6.8%の減収と なりましたが、営業利益は24億80百万円となり前年同期に比べて40.7%の増益、経常利益は24億40百万円となり 32.6%の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は16億円となり前年同期比22.8%の増益となりまし た。

事業のセグメント別業績概況は次の通りです。

「近海部門」

バルク輸送では、荷動きの低迷が継続し、スポット貨物の輸送量は減少しましたが、石炭・スラグ等の年度契約 では安定した輸送量を確保しました。 木材輸送では、バイオマス発電用PKSや木材チップの輸送において前年同期を上回る輸送量となりました。輸入 合板では日本向け出荷量が減少するなか輸送シェアの拡大を図りましたが、輸送量は前年同期を下回りました。 鋼材・雑貨輸送では、主力のタイ向け鋼材に加え、自家集荷の合い積み貨物の取り込みなどにより輸送量が前年 同期を上回りました。 同部門の売上高は122億89百万円となり前年同期に比べて4.8%の減収となりましたが、営業損失は前年同期9億 92百万円から2億50百万円改善し、当四半期は7億42百万円となりました。

「内航部門」

不定期船輸送では、荷動きの停滞により小型貨物船の市況低迷は続きましたが、鉄鋼、セメントメーカー向け石 灰石専用船や電力向け石炭専用船は順調な稼働となりました。 定期船輸送では、昨年8月の大型船投入によるスペース拡大を活かした営業展開に加え、繁忙期対策で休日臨時 運航を実施したことにより、前年同期を上回る輸送量となりました。 フェリー輸送では、宅配貨物などの雑貨の活発な荷動きによりトラックの輸送量は前年同期を上回りました。ま た旅客、乗用車では、ガソリン価格の値下がりなどの効果もあり前年同期を上回る輸送量となりました。 同部門の売上高は207億62百万円となり前年同期に比べ7.9%の減収となりましたが、営業利益は32億23百万円と なり、前年同期に比べて17.0%の増益となりました。

(略)

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